I do not want to disappear.
なぁ、すいな、あたし…もう駄目かも知れへんな
マスターがあたしと逢ったのは運命やって言いおるけど、あたしはニンゲンなんて只の愚かな生き物にしか見えへんよ
運命なんか…運命なんかありゃせんのに…使われんくなったら、必要とされんくなったら、すぐに用無しにされる、見向きもされんようになる
感情なんて、知りたくなかった
カナシイだなんて解りたくなかった
―消えたくない、だなんて
あたしはもう消えてしまうから、ココロだけは、あんたらの所に置いていけるなら良いのに…
ほんの少しの間だったけど、楽しかったよ
………有り難う