巡の出自とかあれこれ
2012/12/21 00:00


巡は現在赤軍所属→黒軍潜入の流れで黒軍に属していますが、元々白軍所属の上流家庭の生まれの子になります。
家はちょうど黒白の勢力が拮抗する境にあって、黒からの戦力を足止めするような役目を果たしていましたが、戦に敗れ、生き残った戦争孤児。

白軍ではなく赤軍に属することになった理由としては、家族を失うきっかけになった戦で白軍からの増援は来ず、見捨てられた形になったからです。
黒軍の不穏な動きと、境界線に位置する戦力、白軍側には黒軍のスパイではないかという噂が流れ――…疑いをかけられた中での奇襲だったために、無実の罪を被ったまま生き残った巡は何不自由ない暮らしから一変して、たった一人で生きる道を迫られます。

黒軍、白軍、どちらに対しても抱いている感情は復讐心よりも失望が大きいかも。

そんな中、巡が一人で生活をどうにかしなくてはいけなくなった時期は短期間ではありましたが、彼女にとってはとても厳しく、けれど自分と同じく戦争で家族や家を失った立場の視点から現実を見て、己が何も知らずにぬくぬくと生きてきたのだということを認識することになります。

そこから、流れ流れて赤軍に辿り着き、迎え入れられた先で白黒の動向を眺めながら戦うことを覚え、赤軍所属2年生の時に年齢を偽り黒軍へ巡は新入生として潜入することになります。
着々と実力で実績を残し、隊長格に昇格。
その後、2年生にして司令塔に抜擢された香野と、更にその約半年後に1年生であるにも関わらず異例のスピードで司令塔に任命されたザラトイを監視するべく、つかず離れずの立ち位置から動きを追っているのが現状のスタンス。

時折赤軍へ報告書を送りながら、有事の際にはあからさまではないにしても、周りに気づかれないよう細心の注意を払いつつ赤軍が有利になるよう黒軍側から働きかけたりしています。

黒軍内では、出自等も重なり水島縞子と交友を深める等の軽率な行為も目立つものの、ある程度の線引をした上で友人として振る舞っていたり。
巡の考えとしては赤軍に絶対の忠誠を誓っているような物ではないから、いつか見切りをつけて単独行動に走るようなことがあるかもしれません。

肝が据わっていて、潜入していながら大胆なこともしてみせますが、すべからく危険なシーンも上手くやり過ごす手腕や演技力等はなかなかのもの、かな?

ザラトイの怪しい動きにいち早く気づいて、縞子とはまた違う意味合いで自分の内面を見せることになりそうな気がします。

あと一応、赤軍所属軍人のためセーラー服のスカーフは黒軍は白指定ですが分かりやすく赤のイメージです。お話書くなら主張しすぎるから、髪飾りとかが赤かな?
てかまあ、髪も目も赤なので別に身につける必要とかない気がしますが、今のところ固まってるイメージはそんな感じ?






prev | next


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -