▽聡くんが航太を膝に乗せてエロゲをプレイするということは、つまり?



「航太、こっち」
「ん?何かやんのか?」
「新しいゲーム買ったから」
「へぇ〜アクション系?」
「そう。結構激しいかも。けどストーリーもなかなか面白いらしいよ」
「マジか〜!よっしゃ見る!」


とかRPGなんかをプレイする時に、プレイヤー→聡くん、横で見てるだけ→航太、みたいな流れが出来上がってる聡航で、ふと聡くんが『航太ってこの流れでエロゲしたらどうなるのかな』とか思い立ち唐突に始めそうな間接?プレイ…(笑)

しかもチョイスが、ちゃんとストーリー性もあって尚且つハピエン寄り、でもエロいシーンは焦らし有り玩具有り小スカ有り、複数人でのおせっせは無くてあくまで1対1前提のとかを選んでて、話は間違いなく面白いからエロシーンが入って航太が「!?!」とかなっても、

「?どうしたの航太」
「っ…!い、いや……」
「なんか結構リアルだね」
「…………おう、そ、そうだな…」
『あっ…だめ、こんなこと…やぁっアンッ…んっ……ふぁ……』
「「……………」」

とかあくまでめっちゃ普通にプレイしてる聡くんと、まさかそんな展開が挟まってるとは思わなかったからどうしていいか分からないし座ってる体勢からして気まずくてでも聡はめっちゃ普通にプレイしてるし今動いたりこのシーンに何か反応するとかも気まずい気がしてどうしたらいいのかさっぱり分からん、分からんけど恥ずかしすぎる、は、早く終わってくれ…!的な謎の羞恥心に包まれながら涙目の航太………の顔は見えないけど、耳が真っ赤っかになって全然喋らないし動かなくなった膝上の航太を後ろから見て『っあ〜〜〜………可愛い……何この生き物ホント可愛い……』って考えながら表立っては普通にプレイし続けてそうな聡くんが浮かんで床をダンッて叩きたくなりました。

濡れ場が終わったら、話としてはまた本筋に触れていくので航太もホッとしつつ(聡くんは航太の身体の力が抜けたのを見てまたあー可愛いとか思ってそう)、濡れ場があったことを忘れてストーリーに引き込まれていくんだと思いますが………、またそういったシーンに流れていくと身を固くする航太、ていうのを何回か見てる内に「……航太、もしかして反応してる?」「っ…!?え、は…あ!?ち、ちが…!!!」「そう?でもほら…ちょっと勃ってるよ、」とか、分かってたことなのに今初めて気づいたなぁ?くらいのトーンで航太にちょっかいをかけつつ、しれっとゲームはオートプレイにしてエロい音声と共に「…こんな風に触られてるの見て、反応しちゃった?」『やんっ…あっ!あぁッ…そこ、だめぇ…ん、んんっ!』「ちがっ…!」「…本当に?」とかちゅっちゅし始めたりしそう、ていうかしますねそうだね聡くんありがとうございますってなった昼下がり……。ありがとうございますありがとうございます。


……とは言いつつ、なんか聡くんはありがちなSM系じゃなくマニアック?な楽しみ方しそうな気がするなーとかも思っていたりしていましてね。ンンッていうか私は聡くんの思考とかよりも性的嗜好を局地的に掘り下げて考えすぎだな!っていまさらならがらセルフ突っ込みをいれた次第なわけですが。

個人的には、あえて全く触れずにひたすらエロゲプレイに従事する聡くんと、話はホント普通に面白いから、ていうか『敢えてそうなるよう仕向けるために+やるなら自分も面白い話じゃないと嫌』っていう聡くんの絶妙チョイスのせいで困惑&羞恥死にしそうになりながらもついつい膝に座ったままゲームプレイを見てしまう航太(聡くんはゲームしてるけど航太の反応に気づいてそれを楽しみながらもノータッチで日常会話するくらい)みたいなのが一番萌えますけどね!!!!!ハッハッ!ガチエロよりもこのシチュなら最終的に聡くんは見てるだけでおセッセにならなくても大満足な気がしますけど、逆に航太から

「………」
「…?航太?終わったけど」
「………」
「面白くなかった?」
「……面白、かった」
「……?こう、」
「…ねーの?」
「え?」
「……なあ。シねぇの?」
「……………、……………………」

とか膝に乗せてた航太が肩越しに、言いにくそうに、けど珍しく自分から…しかもキレとか入らずめっちゃ照れつつチラッて上目遣いに聞いてきたりして、聡くんは聡くんでそれにしばらく固まってこっちも珍しく耳か〜って赤くなって初々しい反応も可愛いし、無言で抱き上げて寝室直行でもいいし、結局これが聡くんの夢落ちでした、みたいなのでも私は全部幸せです……。





聡航に膝だっこでいやらしいゲーム、とは/白

2015/12/27 03:08

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