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[> 名前と赤也、白石は幼なじみ



「名前、久しぶりやなー」
『そうだね、何年ぶりだろ・・・元気だった?』
「名前が居らんくて淋しかった」
『ふふ、私もだよ』
「名前」
『蔵くん』


バタァアアアンッ・・・―――


「ふざけんなっ!!!」
『お兄ちゃんっ』
「ちっ・・・」
「くらぁああ、俺の妹に手出すんじゃねー!!!」
「俺と名前は愛し合ってるんや、邪魔せんといて」
『蔵くんっ』
「何が愛し合ってるだ!!ほんと、昔から変わってねーなっ、このヤリチン」
「・・・ヤリチン、やと?」
「ふん、事実だろっ!!あんた、小学生のときから」
「赤也、それ以上言うたら・・・分かってるやろな?」
『・・・やり、ちん??』
「名前っ!!そんな言葉口にするなっ!!お前が汚れる」
「なんや、名前の口から卑猥な言葉言わすと萌えるなー」
「っ・・・あんたの存在は名前に悪影響しか与えねーんだよっ、さっさと大阪に帰れっ!!」
「そりゃー、無理な話や、俺、あと一週間はここに居るで?」
「はぁあああ!?」
『え、ほんと?』
「そやで、あ、名前、昔みたいにお風呂入ろーなー、どんだけ成長したか見たる」
『えへへ、なんか恥ずかしいなー』
「全部、隅々まで見たるからなー」
「・・・ん、・・・い」
『お兄ちゃん?』
「変態がぁああああ!!!名前はやらねー、お前なんかにやるもんかぁああ!!」
「ふん、精々頑張りや、お兄ちゃん」
「っ・・・潰すっ」
『ちょ、お兄ちゃん、目がっ・・・』
「ひゃはは、お前、潰すよ?」
「出来るもんならやってみな」





「名前ー、そんな奴と入らないで俺と入ろーぜ」
『えー、お兄ちゃんとはいつも入ってるからやだー』
「!?・・・ほんまか?」
『うんっ』
「・・・」



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