zzz-s | ナノ
優しいところ
恥ずかしがり屋なところ
我慢強いところ

でも俺が君に惹かれたんは

あたたかくて、優しい



笑顔やった




だから

そんな君の笑顔をもっとみたい

君の一番の笑顔を俺が出させたるって

思ってたんや



『白石先輩、』
「名前ちゃんやん、どないしたん?」
『あ、あの・・・そのっ』
「ん?ゆっくりでええよ、名前ちゃんの為やったらいつまででも待てるから」
『えっと・・・私、』



『光と付き合うことになりました!!!』


「・・・え?」
『いきなりごめんなさい、でも先輩には伝えたくてっ・・・』
「そう、なんや・・・おめでとさん」
『ありがとうございますっ』
「・・・ほんま、おめでと、さん」




「なんや、白石、いつものキラキラがないやんっ」
「・・・なんやねんキラキラって」
「キラキラはキラキラや!!!で、どないしたん?」
「・・・うっさいわ」
「なんやその態度!!そーいえば財前がな、ほらあのめっちゃ可愛い2年と付き合いだしたらしいで」
「・・・はぁー」
「後輩のくせになんやねんなー、先輩差し置いてむかつくわ」
「謙也ー」「ん?」

「しね」



ほんまに、好きやったんや


けど、あの時
君が財前と付き合うって言うた時
俺が見た中で一番の


綺麗で可愛い笑顔、やったから


それ見たら何も言えへんかった

俺じゃあ、あの笑顔は引き出せへん

そう思った


君への想いは絶たなければいけへんのに
そんな俺の頭の中は
君の笑顔でいっぱいやった





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