zzz-s | ナノ
「やー、奇遇だね」
「私の後をずっとつけてきた人が言うセリフか?」
「ん?つけてきた?名前は自意識過剰だなー、調度同じ方向に用があったんだよ」
「はいはい、じゃあ私はこれで」

「待ちなよ」
「ちょ、痛い痛い!!」
「これから僕とデートするんだよね?」
「そ、そんなのい、や・・・いたたたた!!!!」
「する、よね」
「しますします、させて下さい!!!」




「で、どこに行くの?」
「どこってホテルかな」
「は!?」
「うーん、正式にはラブホテル?」
「ちょ、不二くん待ってよ」
「周助って呼んで」
「っ・・・周助、なんでそんなとこに行こうとしてるのよ!!」
「なんでって、明るい家族計画実行の為?」
「・・・意味分かんない」
「僕は可愛い君似の女の子が欲しいなー」
「私はまだいらないかな・・・って、私とふじ・・・周助付き合ってないよね?」

「え、何言ってるの?もう付き合って一年だよ?」
「はぁ!?」
「もう惚けちゃって可愛いなー」
「・・・もうやだ」
「分かった、子供の性別は神様のお導きっていう事で、じゃあ入ろうか」
「もー、周助!!!私とあんたは付き合ってないの!!だからそういうとこにも行かないし、何をしようと干渉されるいわれはない!!!」
「・・・」

「僕は・・・君と出会った時から君のことが好きなんだ」
「・・・」
「いつも元気に笑う君にいつも視線は捕らわれて、」
「・・・周助」
「でも、そうだよね・・・僕を好きでもない君にとっては迷惑でしかないね」
「ごめん・・・でも分かってほしい、君の事を愛してるんだ」


「・・・私も、ほんとは好き」


「迷惑じゃない、逆に嬉しかったの・・・でも周助はモテるからなんか好きだって認めるのが怖くて、ごめんなさい!!!」
「名前・・・」
「ねぇ、もう一度言って?」
「えっ・・・」
「好きって言って・・・今度はちゃんと答えるから」


「名前、好きだよ」


「・・・私も、好き」
「じゃあ、入ろうか」
「えっ?」
「これで僕ら本当に恋人同士になったんだし」
「将来の事を考えて今から、ね」
「・・・」
「大丈夫だよ、僕上手いから」
「・・・へ・・・い」
「あっ、今日安全日かー」
「じゃあ、いっぱい中だししてあげるね」

「この変態がー!!!!」


バチィィン・・・―――





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