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キィ・・・―――


「オサムちゃん」


「なんや、また練習サボったんか」
「うん」
「もう明日かー」
「・・・うん」
「早いもんやなー、お前に会って3年やなんて」
「オサムちゃんもすっかりおっちゃんになって」
「おっちゃう言うなや、まだピチピチの20代やで」
「四捨五入したら30のくせに・・・」



「オサムちゃん、た」
「煙草はだめや」
「むー、一本ぐらいええやん、もう高校生やで」
「関係ないわ、それんな元気な赤ちゃん産めへんよ」
「・・・赤ちゃんかー」
「そやで」
「赤ちゃんなんていらん」
「今はいらんくてもオサムちゃんぐらいの歳になると欲しくなるやでー」

「オサムちゃんとの赤ちゃんやったら欲しいなー」

「嬉しい事言うてくれるやん」
「やって、ほんとの事やもん」
「名前、」

「オサムちゃん、」
「なんや?」



「セックスしよ」



「あほ言うな」
「本気やで?なぁ、名前の処女貰ってや」
「そういうんは大事にするもんなんやで?こんなおっちゃんなんてだめや」
「いやや、オサムちゃんがいい」
「名前、」
「オサムちゃん、抱いてや」
「やから、」
「で、私の中に精子いっぱい注いでや、赤ちゃんが出来るぐらいいっぱい」
「・・・」
「オサムちゃん、オサムちゃん、オサムちゃ・・・ん、」



「・・・お願いやから、抱いてよ!!!」


タイムリミットはあと1日






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テーマ「人外ファンタジー」
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