zzz-s | ナノ
『ちょたにぃ！！』
ぎゅっ・・・
「どうしたんだい？今日の名前は甘えん坊だ」
『だって、さいきんあそんでくれないんだもん・・・』
「ごめんね、でも今日は一緒に遊べるよ」
『ほんと！？』
「うん、あ、でも」
ピンポーンッ・・・
「宍戸さんが来るんだった・・・」
『ししどさん？』
「ちょたにいの先輩なんだ、すっごくいい人だから名前も好きになるよ」
『名前、あいたいっ！！』
「じゃあ、一緒に迎えに行こうか」
『うんっ！！』
がちゃっ・・・
「よぉ、長太郎・・・と誰だ？」
「宍戸さん、彼女は俺の妹の名前です、名前、ご挨拶は？」
『・・・おおとり名前です』
「俺は宍戸亮、長太郎の部活の先輩だ、よろしくな」
『っ・・・』
ぎゅぅぅ・・・
「・・・俺、嫌われたか？」
「ち、違うと思いますよ！！名前は人見知りな方なんでっ！！どうぞ、上がって下さい」
「ああ、お邪魔するぜ」
「今度の練習試合は大阪の四天宝寺か、D1は忍足の従兄弟と二年って話だぜ」
「そうですね、忍足先輩の情報だと二年生の方が曲者らしいですね・・・従兄弟さんの方はスピードがあるだけらしいですし」
「酷い言われようだなー」
「少し私情を挟んでいる情報ですけどね」「・・・なぁ」
「はい？」
「いつもこんな感じなのか？」
「何がですか？」
「・・・そいつ」
「名前ですか？そうですね、でも今日は特にかな」
「・・・俺、帰るか？」
『っ・・・』
「そ、そんなっ！！」
「いや、最近部活が忙しかったから、妹も甘えたいだろう」
ぎゅぅぅぅ
「名前・・・」
「じゃあ、またな」
「宍戸さんっ・・・すみません・・・」
ばたんっ
「名前、今日はどうしたんだい？」
『・・・』
「何かあった？」
『・・・』
「言わないと分からないよ？」
『・・・おこらない？？』
「うん、怒らないないよ」
『ちょたにぃを、あのひとにとられちゃうと・・・ひっく、おもっ・・・て』
「っ・・・名前っ」
『ちょたにぃっ・・・』
「大丈夫、ちょたにぃは名前が世界一好きなんだ、そんな心配しなくていいんだよ」
『ふぇっ・・・ちょたにぃ・・・』
ぎゅっ・・・
「・・・名前、愛してるよっ」
『あい、してる？』
「ふふ、好きよりももっともっと好きってことだよ」
『じゃあ、名前もちょたにぃをあいしてるっ！！！』
「っ・・・名前が大きくなってもずっと一緒だよ」
『うんっ』
終