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2011/05/29 15:35


彼は愛煙家である。

大学のキャンパスではよく喫煙コーナーにいて、たいていコーヒー片手に友達と談笑している。運転中でもよく煙草を吸っており、運転に支障が出ないのかいつも冷や冷やしている。

寝起きの一本、食後の一本、就寝前の一本は絶対に欠かさない。その他ではバイト後、課題の最中、セックスの後でもよく吸っている。煙草というものはそんなに美味しいのか?そう思い尋ねてみると「お前にはまだ早い」と返ってきた。


「ちょこっとだけ、ね?」
「アカン。お前が煙草なんか似合わんしやめとけ」
「ちょこっとだから、」
「アカン。てか身体に悪いんやしやめとけ。女やったら尚更や」
「吸ってる人に言われても意味ないなあ…なんてね」


ユウジの部屋にてそんな会話を続ければ、「しゃーないなあ…やめときゃええのに」と、渋々吸いかけの煙草をこちらへ差し出してきた。


「軽く吸いや?」
「(―…スっ、)……ゲフ!」
「あーあ。言わんこっちゃない。大丈夫か?」
「っ…、なんですかっ、この気持ち悪さは!…ゲホゲホ」
「ほらみい、お前には早過ぎるんじゃアホ」
「こんなマズイなんて…!ユウジは味覚おかしいよ!」


初めて口にした煙草は予想外というか、予想以上にまずくて気持ち悪くて吐き気がした。こんなモノをいつもユウジは吸っていて、こんなモノのために400円以上もお金を出してるのか?!喫煙者ってみんな馬鹿なのか?!


「マズイなあ。でもこのマズさが癖になんねん。まあお子様のお前にはわからん旨味やわ」
「うー…なんか吐き気する。喫煙者って馬鹿なの?」
「ニコチン中毒のアホばっかしやな」


そう話ながら先程の煙草を美味しそうにユウジが吸っていた。こんな煙くて臭くてマズイ煙草のどこに魅力があるのか…。煙草は大っ嫌いだけど、怠そうにそれを嗜むユウジはこの上なく色っぽくてかっこいい。私ってば現金だなぁ。



…――――

ユウジが一番煙草似合うはず!セッタ(14)を吹かしてください、もちろんソフトで。ボックスじゃなく、くちゃくちゃになったのんを嗜んでほしい!


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