小説 | ナノ



「ヘイ、ヘイ、リンク!ほら、右っ!違う左だ!」

「えっ!? やっ!はっ!」

「そうそう、頑張れー!」



頑張ってるリンクを見るのも嫌いじゃないんだけどさ。
あーあ、私に体を預ければラクになれるのになぁ…。まったく、リンクっては以外に頑固なのね!



「何か言い方がおかしくないか!?」

「うそ!?声に出してた!?」

「普通に聞こえてたよ。」

「恥ずかしいー!って、ボコブリンが来るよ。」

「え、おりゃっ!!」

「キャーステキー!」



しかしつめが甘い。
勇者の背後に迫り来る敵の影。一撃ではダウンしただけで消えなかったらしい。
普通に反応してたら間に合わない。

私は金のWiiリモコンと繋がっているこれまた金色のヌンチャクを取出し、急いでリンクに向ける。



「おわっ、でいやっ!!」



そのままリモコンをコントロールし、横っ飛びからの回転切り。そして最後にとどめ。
ボコブリンは弾けて消えた。



「よしっ!」

「ふぅ、なまえ助かったよ。」



倒したことに対してガッツポーズをしたらかしゃん、と剣を収めたリンクから感謝の言葉が。

いやー!良いコトしたな、私!!



「…でも、動かすときには一言なんか欲しいな。」



今度は少しだけ困ったような笑みを向けられた。

リンクは操られてる時の感覚?があまり好きではないらしく、私の介入は基本的に禁じられている。(できたら自分の力で頑張りたいって言っていたし)
でもさ、このリモコンで勇者を自由自在に動かせるとか至福だよね!!あとやるなって言われるとやりたくなるのが人間って生き物だよね!!



「まあ、善処はするよ!」



これは建前であって、まったくそんな気はないんだがな!!

リンクは小さくため息をついていた。





∵勝手な後付け設定とか

夢主はもちろんトリップ!
ただ、プレイ中にトリップしたため両手にはリモコンが(しかも両方ゴールド仕様^^)
これで勇者を操れるらしい!
ちなみに夢主はリンクとファイにしか見えないし、声も聞こえない。(じゃないと彼等に付いて行くただのお荷物)
どこかで見たことあるような設定なのはご愛敬…。






「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -