あとがき まずは最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 去年(2012年)の11月から初めて、とんでもない鈍行具合で書き上がった作品です。見捨てられると思いつつもどうにか丁寧に仕上げたかったのでこんなに時間がかかってしまいました。(勿論他のにかまけてた時間もいっぱいありました…。) 最初は黄瀬くんに恋をさせる気も、犯罪をさせる気もなかったのですが、結局こんな形に落ち着きました。黒子くんは黄瀬くんのそういった一面(特に犯罪について)知らずに終わったのですが、一応彼らはハッピーエンドを迎えた、ということにさせてください。 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。 以下、どうしてサイコパスなんて単語を引っ張ってきて使ったのか幾らかお話しさせて頂けたらと思っています。長くなるので、ちょっと興味がある、なんて方はどうぞ。 さて、別に学があるという訳ではないのであんまり話すと内容の薄さが露呈します。どっからこじつけたのかだけ語らせて頂きます。以下Wikipediaからの引用です。サイコパスの定義は色々あるんですが、ヘアによると次のようになっているそうです。 良心の異常な欠如 他者に対する冷淡さや共感のなさ 慢性的に平然と嘘をつく 行動に対する責任が全く取れない 罪悪感が全く無い 過大な自尊心で自己中心的 口の達者さと表面的な魅力 ということらしいです。この時点でちょっとダウトの黄瀬くんだなぁなんてなっていれば嬉しいです。黒バス本編の方では下二つがあてはまるかなあと思いました。ここから他の要素を取り入れてちょっと黄瀬くんには歪んで頂きました。ついでにお話の中でも出したのですが、サイコパス診断によるとサイコパスの人は透明な飲み物を好むそうです。黄瀬くんの特技はききミネラルウォーターだったので全力でこじつけさせて貰いました。後はサイコパスチェックリストからちょいちょい要素を拾ってきて使いました。 そうして沢山要素こそ拾ってきましたが、多分ダウトの黄瀬くんはサイコパスではないと思います。無意識に罪悪感に苛まれていますし。サイコパスに関しては以上です。 そして、もうひとつが『人間失格』の要素を付け足したいなあということでした。黄瀬くんはまねっこが得意です(バスケに関してですが)。そこから引っ張ってきて、『人間失格』の幼い頃の主人公のように、自分の異常性を理解した上で隠し、周囲を真似て怯えながら生きる人間、になってもらいました。ごめんなさい、黄瀬くん。 こうしてまあ色々考えながら書いていたりしたのですが、やっぱり難しいです、全然ちゃんとやれた気がしません。軸もぶれてしまっています。でもこの作品を楽しんで頂けたのなら本当に本当に嬉しいです。 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。 ← back |