いろいろと思考回路がおかしいシカマル(笑)


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 不本意だ。目の前の光景に目を僅かに細めながら青年──奈良シカマルはそう思っていた。


「シカマル……」
「何も言うな、チョウジ。オレだって解ってんだよ……」
「うん……不器用だね」


 憐れみを含んだ親友の溜め息に、シカマルはぐっと言葉を詰まらせた。解っている。解っているのだ。けれど──


「このチョコ美味しいー! 奈良くんありがとう!」


 幸せそうにお菓子を頬張る目の前の少女(といっても年齢は変わらないが)の笑顔は、そんな考えなどいつもどこかへ吹き飛ばしてしまう。そう、たとえその少女の食べるお菓子の量が横にいる親友並だったとしても、シカマルにとってはさしたる問題ではなかったのだ。


「チョウジくんチョウジくん! これすごい美味しいよ!」
「うん良かったね。なまえちゃんチョコ好きだもんね」
「うん! お菓子ならなんでも好きだけどやっぱりチョコが一番好き!」
「ボクはポテチ派だけどね」
「あ、そうだ! 新しいポテチ見つけたんだ。食べる?」
「食べるー!」




……シカマルがシカマルじゃねえ。そしてここまで書いて力尽きました。
夢主は三度の飯よりお菓子が好きで、チョウジとお菓子同盟を結成して(ただ単にお菓子を食べながらお菓子の話をするだけ)きゃいきゃい言っている。一般人なので食べ過ぎは良くないと理解していながら、お菓子とチョウジに向けられる笑顔を自分にも向けて欲しくて最終的に餌付けに走るシカマル。そしてそれを生ぬるい眼差しで見守るチョウジとか(笑)


……うん、きっと需要ないな。しかしいつか続きを書きたい。



120621 22:39
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