▼151-160
もう見えないよ、君はとっくに空の人
視界を開く事すらも許されない気がして
淡色の世界、溺れて
50回目のエラー
Are you ready?(堕ちる準備は良いかい!)
深い蒼(あお)に埋もれて、君から逃げてしまおう
片目を無くした憐れな僕
君と逃避行(そこに愛はない)
こうやって思い悩むのは自分だけかな、なんて(愚かにも程がある)
私を裏切るのは私
▼161-170
泣いて欲しいのは、誰の為?
空っぽってこういう事?
然様なら、今日は(こんにちは)、また明日。
望んだってもう還って来ない日常
最高級のロケーションで最上級の死を
それは君に抱く一番残虐な思考
たった1秒間の逢瀬(事切れた君は笑わない)
それを「汚れた愛」と言うのなら
慈愛に満ちた女神が、この世で一体何に役立つって言うんだ?
それはもう過去の事です。過ぎてしまえば、ただの過去なんです。
▼171-180
逃げないでよ、決心
髪の揺らぐさま。そこに生まれる、憐憫の情。
ねぇそこの君、私の魂を攫って頂戴。
魂の誘拐。いや、融解。
廻らない世界
叫ぶその眼が(痛い)
鋭利な目、嫌い
犯人は運命です。彼は運命に殺されたのです。
終わったの 何もかも今
刔ってよ ほら、心
▼181-190
花が散るように、私の想いも変わる訳ではないと
嗚呼ほら(終わりよ、もう)
浮いた背中に蹴りを入れ
頭を捻ったら視界が歪んだよ
貴方の為に涙なんて流さない
君一人生かす事も出来ないなんて
「嫌よ嫌よも好きのうち」なら、その逆はあるのかしら。
此処は私の閉塞区間(駄目よ貴方は入れない)
それを何と言うか知っていますか。「不幸自慢」と言うのですよ。
踊らされてるのは、一体どっちだろうね
▼191-200
ほら、そうやって“終わる”んだ
所詮全部を不幸には出来ないし全部を幸福にも出来ない
全てにとってどうでも良い事
「じゃあねバイバイまた明日("ごめんね"なんて、どうしたって言えない)」
儚い終わりを紡ぐ声
有難うすら云えない私(伝わらないのは自業自得)
消えて、いっそ貴方の目の前で
貴方はどういう言葉を紡ぐのですか。そしてどういう言葉で伝えてくれるのですか。
君はい(ら)ない
ぐんにゃり、潰れた笑顔