諺(四時熟語/慣用句):101-120(prev | next)

▼101-110
入れ知恵は間に合わず
色気より食い気
色をなす
曰く言い難し
言わず語らず
殷鑑遠からず
鵜の真似をする烏水に溺れる
円転滑脱
縁無き衆生は度し難し
隴を得て蜀を望む

▼111-120
露命を繋ぐ
論に負けて理に勝つ
論を俟たない
壟断
累卵の危うき
例外のない規則はない
燎原の火
両虎相闘えば勢い倶に生きず
猟師山を見ず
龍虎相搏つ

【語句説明】
・入れ知恵は間に合わず(いれぢえはまにあわず)…人から教えられた知恵はいざという時に役に立たない。
・色気より食い気(いろけよりくいけ)…色欲より食欲、見栄より中身を優先する。
・色をなす(いろをなす)…顔色を変えて怒る。
・曰く言い難し(いわくいいがたし)…言葉では表しにくい、説明しにくい。
・言わず語らず(いわずかたらず)…改まって言わずとも。暗黙の了解。
・殷鑑遠からず(いんかんとおからず)…失敗の前例は身近な所にあるので、それを戒めとせよ。
・鵜の真似をする烏水に溺れる(うのまねをするからすみずにおぼれる)…自分の能力を考えずにいたずらに他人の真似をして失敗する。
・円転滑脱(えんてんかつだつ)…角を立てず変化に応じてすらすらと事を運ぶ様子。
・縁無き衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)…幾ら言っても聞き入れない者はどうしようもない。
・隴を得て蜀を望む(ろうをえてしょくをのぞむ)…人の欲望には限りがなく、一つ叶うと次を望む事の例え。

・露命を繋ぐ(ろめいをつなぐ)…細々と生きる。辛うじて生きている。
・論に負けて理に勝つ(ろんにまけてりにかつ)…議論で負けても道理は正しい。口の勝負と道理の勝負は別物。
・論を俟たない(ろんをまたない)…言うまでもない。当然の事。
・壟断(ろうだん)…利益・権利を独占する。
・累卵の危うき(るいらんのあやうき)…非常に不安定で危険が迫っている。
・例外のない規則はない(れいがいのないきそくはない)…どんな規則にも必ず例外がある。全てに適用出来るものはない。
・燎原の火(りょうげんのひ)…物事が激しい勢いで広がっていく。
・両虎相闘えば勢い倶に生きず(りょうこあいたたかえばいきおいともにいきず)…二人の猛者が戦えばどちらも倒れる。
・猟師山を見ず(りょうしやまをみず)…一つの事に熱中するあまり他を省みる余裕がない。
・龍虎相搏つ(りゅうこあいうつ)…いずれ劣らぬ者同士が争う。


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