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あの後、私は夜久さ・・じゃなかった。月子ちゃんと七海くん、東月くんとご飯を一緒に食べることになった。



「えと・・・それじゃあ、月子ちゃんは颯斗くんの、生徒会でのお友達?」

「うん、私は生徒会の書記をやってて・・その、颯斗くんからなまえちゃんと同じクラスだって聞いて・・・今度、三人でお茶しようって話してたんだけど、私、なまえちゃんと早く話してみたくて、それで、つい、」

「あ、あり、がとう」



そっかぁ、颯斗くんと同じ生徒会・・・あ、そういえば・・今日、颯斗くんが移動教室の時、私と仲良くしたいって言ってる子がいるって・・・もしかして、月子ちゃんのことだったのかな?



「月子、落ち着いて。みょうじさん困ってる」

「、あっ!わっ私・・!
ベラベラ喋っちゃって、ごめんなさい・・」



眉を下げて謝る月子ちゃんに慌てて首を横に振った。

め、めっそうもない・・・!むしろ私が全然喋らないから助かってる。



「全然っ!すごく、嬉しいよ・・!」

「、え?」



ハッと気がついた時にはつい月子ちゃんに対して前のめりになってしまっていて、しまった、とあわあわと挙動不審な私がいた。

うわぁあ・・恥ずかしい・・・!
顔、しばらく上げられないかも・・・、



「なまえちゃんって、やさしいね」

「へ?!」


へにゃりと笑った月子ちゃんと、どこかそれを優しい目で見守る東月くん、七海くんの三人の方がずーっと優しいんじゃないかな、と思ってしまうのは私だけじゃないと思う。


「・・あ、ありが・・とう?・・そんなこと、ないと思うけど・・・、」

「ううん!あるよ!」


イマイチ納得できないけど、月子ちゃんがなんだか嬉しそうだから、いいかな・・・



「・・・ねぇなまえちゃん、もしよかったらなんだけど・・その、メアド、教えてくれない?」

「!うんっ・・・そ、それじゃあ、月子ちゃんも、あの・・もし、よかったら・・・」

「勿論!」

「二人とも俺らの事忘れてない?」

「「あ・・・っ」」



そのあと、すぐに苦笑した東月くんと、少し置いてかれて、不機嫌そうな七海くんにも謝って、メアドを教えてもらった。
東月くんは、笑って許してくれたけど、七海くんはまだ少しだけ不機嫌だ。



「・・・・七海くん、ご、ごめんなさい、あの、」

「あぁ、哉太は子供だから。
取られちゃって・・少し拗ねてるだけだよ。」

「哉太?」

「とら・・?」

「なっ、何言ってんだよ錫也!」


私が東月くんの言っている意味がようやくわかるようになったのは、今より仲良くなれる、近い未来の事だった

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