雪ネタで曖昧の番外編(?)


「ほーたろー!」
「・・・・・」
「雪かき手伝ってー!」
「・・・・・」
「人の話を聞けーい」


Uターンをして見なかったことにしよう。寒い中こうしてわざわざ新聞を取りに出ただけでも不快を感じるというのに何故隣の家の雪かきを手伝わなければいけないのか。


「ったくもーどうせ暇でしょー?だったら手伝ってよ!」
「・・・・・・・・・・」
「きんつばあげるから!親戚からなんか沢山貰ったんだよね」
「・・・・・・・待ってろ」


きんつば。あれはなかなかこの辺では売っていない代物だ。・・・・致し方ない。俺はUターンして家に戻り、顔を洗って約15分程で戻ってきた。早い方だ。だかしかし幼なじみである彼女に遅いと雪の玉を投げられて少し寒くて嫌になる・・・まぁ仕方ない。これもきんつばの為だ。


「それじゃあー私引き続き屋根やるから!下の方よろしくー」
「・・・・・落ちるなよ」
「わかってるー」


わかってると言いながら落ちるのが#name1#だ。奴はしっかりしているように見えてどこか抜けている。事故に居合わせるなんて冗談じゃない。面倒くさいことこの上ない。くれぐれも気をつけてほしい。ちらりと見上げれば奴がせっせっと働く姿が目に入った。暫くして見ていたことに気がついた#name1#に雪玉を顔に投げられ、命中!とニヤニヤ笑う姿に殺意を覚えるのは後約二分後。


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雪が凄いので雪ネタを書いてみた。
心配してるけど素直じゃない折木が書きたかったんです。撃沈・・・!何コレ折木じゃない

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