アルカナ・ファミリア男主でフェル寄り?
名前はジャンで固定
「ジャン!」
「お嬢。どうしたんだ?そんなに慌てて。」
「!、その、」
「?・・・お嬢は巡回中かい?」
「・・・ええ。」
「そっか。俺は今パーチェを探してるんだけど・・・見てない?」
「見てないけど・・・何かあったの?」
「ちょっとね。・・・ねぇ、お嬢?もしよかったらその巡回、俺も付き合っていいかな?」
「勿論いいけど」
「ありがと。そろそろアイツ探すの飽きてきた所だったから。巡回も含めてお嬢とだったらきっと退屈しないだろうなって思ってさ。」
それじゃあ、行こうか?そう言ってお嬢の方を見ると目を逸らされた。・・・ちょっちょっとショック!
「おっお嬢?」
「ジャンの馬鹿!」
「ええっ!?な、何で?ごめんお嬢なんか俺・・・!まっ待ってよ!」
急いでお嬢の横に並ぶと怒ったせいなのか、お嬢の頬はほんのりとピンクに色づいていて、そんなお嬢も可愛いなぁなんて思ったけどまた怒られちゃうかもしれないから言うのはやめた。
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「パーチェのやつ、本当にどこいったんだよー」
キョロキョロと辺りを見回しながら巡回をしてパーチェを探すがやっぱり見つからない。とりあえずパーチェがよく行くリストランテにはパーチェが来たら自分が探してたとつたえてくれとは頼んだが・・・・うーん一回戻った方がいいのか?
「ねぇ、」
「ん?」
「ジャンって、いつファミリーに入ったの?」
「んー・・・15、16ぐらい?」
「・・・てっきりパーチェ達と同期だと思ってた。」
「あー・・・あの三人は面白いよなー色んな意味で。」
幼なじみっていうのはなんかやっぱり入れないというか、特別なものがあると思う。彼等は何だかんだ言って思い合っていて、・・・過去にアイツ等に何があったかは知らないけど、俺は知っちゃいけないんだと思う。それが俺があの中に入れない一つの理由なんじゃないかな。
「・・・寂しい?」
寂しい、・・・・・確かに、この感情はそうなのかもしれないなぁ。でもさ、お嬢?俺はね、
「いつか、アイツ等が、」
過去を、受け止めることができたなら、心の底から自分の人生が幸せだと思うことができたなら、笑うことができたなら────
「・・・・ジャン?」
「・・・ごめん、何でもない。」
にこりと笑って心配そうな顔お嬢の顔から逃れるように俺は彼女の頭を撫でた。
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何これ無理やりすぎる。