「ぎゃあああぁぁぁぁ!」

私は今、宙に浮いています!
…というか、あれだ。所謂落下中というやつである。

ヒソカさんに電車からぽーんと放り出されてから早数秒。
私は地面という名の死に向かって絶賛前進中だ。


「助けてえぇぇ!」
「えー、どうしようかなぁ」

私を見てクスクスと笑っているヒソカさんはどうやらあてになにそうにない。
他!

私はとりあえず下の方に誰か…。

「……っ!」


ふともう一度見た下には、地面がもうすぐそこまで迫っていて、私は思わず意識を手放した。


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