この人に好かれたイコールある意味死亡フラグ。
私どれだけ色々な世界に嫌われなきゃいけないんだ。
ああでも、嫌うなら棄てるまでだ。
「世界放棄」
そう、口にした。
これで私はまた別の世界に飛ぶ事ができる…筈だった。
「…あれ?」
いつまでたっても、私は別の世界に飛ぶ事が出来なかった。
「世界放棄世界放棄世界放棄ー!」
叫んでみてもそれは変わらず。
…絶望した。
…あの時の状況を考えよう。
一、この世界が本気で嫌い
二、行きたい世界に恋い焦がれる
…今の状況。
一、なんかまた世界に嫌われてるっぽいからもう棄てちゃえ!
二、ぶっちゃけどこの世界でもいいや!
「…軽いってか?」
色々な想いが。
もしかしてこれが制約と誓約とかそういう…?
気づかない間にこんな…。
遵守する!なんて思った覚えはないんですが…。
とにかく…。
「ヌアアァァ!」
何やってんのよ私!
というか、しばらく別の世界に飛べないなんて…。
「随分楽しそうだね」
「楽しくない!」
この男に縋れとでもいうの!?
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