「風師匠!あけましておめでとうございます!」
「はい、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしますね」
「はい!」
「ところでなまえ?」
「はい!」
「その手は何ですか?」


私の手のひらは、師匠の前に突き出されていた。


「待っているのです!」
「一応聞きましょう、何をですか?」
「師匠のお年玉!…へぶっ!」




新年最初に貰ったのはお年玉ではなく鉄拳でした。



(先程除夜の鐘を聞いて煩悩を捨てたばかりでしょう)
(いやはっはっは、無理ですよぅ!)
(………)


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