「頭いたい…」
昨日あれから大して眠れなかった。
寝不足でフラフラするし気持ち悪いです、うぷっ。
「…だるい」
「保健室行ったら」
「んー…でも」
「たまにはいいんじゃない?先生ー!みょうじさんが体調悪くて吐きそうなんで保健室つれてきまーす」
「ええっ!」
行ってくるといい!と勧めてくるミナキてんてーに死んだ目で「はい」と答えた。
じゃあ行こうと私を引っ張る親友の彼女はもっと私を労りましょうね。
「目の保養でもすれば元気になるさ」
「いやいや、それ政子だけだよ。というか保健室でなんで目の保養なのさ」
「あれ、あんた保健室行った事ないの?」
言いながら政子はドアを開けて、「ノボリ先生クダリ先生ー」と言った。
…え?
「おはようございます、今日はどうなされましたか」
「あれー?後ろの子顔色悪いよー?」
「あ、この子朝から体調悪くて。あとお願いします」
「うん!ありがとーね!」
「ではあなた様はこちらに…」
あれよあれよと話が進み、失礼しましたー!と声をあげた政子を見ると、なんか小さくガッツポーズされた。
…余計なお世話とはまさに。
とりあえず、某イラスト投稿サイトでイラストを漁りまくったなぁという記憶とともに、死んだ目で黒と白の白衣の形をした上着に身を包んだサブウェイマスター達を見た。
…白衣で黒ってなんすか。
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