｢はいなまえ｣

｢ん？チョコ？なんでまたチョコなんか｣

｢…何言ってるのなまえ、今日バレンタインデーじゃない｣

｢…はっ！今日まさか14日！？｣

｢だからそうだって言ってるじゃない｣

｢しまった忘れてた！てっきりまだ10日ぐらいかと！どうしようコトネ！｣

｢カレンダー見てないの！？…あーあ、かわいそうに｣

｢えっ誰が？｣

｢ヒビキとシルバー、あの２人も実は楽しみにしてたのよ？なまえからのチョコ｣

｢えーヒビキはわかるけどシルバーも？｣

｢うん。どうするのなまえ？｣

｢うーんそうだなあ…。あ、そうだ！コトネ、ラッピング用のリボン余ってる？｣

｢一応余ってるけど…何に使うの？｣

｢うん、ピンクか。ナイスセレクトコトネ！じゃあこれをこうやってここで結んでくれる？｣

｢…いいけど…まさか…｣

｢いやー我ながら素晴らしい発想だね！シルバーも大喜びだよねきっと！｣

｢シルバーかわいそう｣

｢えーコトネさん冷たい！んじゃシルバーのところ行ってくるね！｣

｢(シルバー逃げて超逃げて)｣

＊＊＊

｢シルバアアアアア！！｣

｢うるさっ…ってなまえお前っ…！何やって…！｣

｢申し訳ないんだけど今日がバレンタインデーだということに今さっき気付いてね｣

｢…おぉ…｣

｢なんもプレゼント無いし、だったら自分自身をプレゼント！みたいな！天才だろ私！｣

｢それで手首にリボン巻いてんのかお前…｣

｢お、襲ってもいいんだよ…？｣

｢ばっ襲わねぇよ！いいから外せ馬鹿！｣

｢いったいなあ！乱暴過ぎるよシルバー！｣

｢お前が馬鹿なのが悪い｣

｢さっきから馬鹿馬鹿って…！馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ！｣

｢そうか、ならお前も今馬鹿って言ったからなまえも馬鹿だな｣

｢ぐぬぬ…！シルバーの天才！イケメン！｣

｢…貶せてねぇぞ…やっぱりなまえお前馬鹿だな｣

｢…もう馬鹿でいいや｣

｢いや、元から馬鹿だろ｣


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2012.2.14 ハッピーバレンタイン！