ハリポタ | ナノ
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夏休みが終わったら、私は、正式にホグワーツに入学することになりました。


小学校には「イギリスへ転校する」と言う事を担任の先生に話し「寂しくなるから、クラスの皆にはお別れのあいさつはしたくない」と言い、約2〜3日で終わらせた夏休みの宿題と自由研究を渡した。(先生、凄く吃驚していたけど、何だか寂しそうに微笑んでくれた。)


その後は、パスポートも取ったし。
イギリス行きの飛行機のチケットも取ったし。

・・あとは、何だっけ・・?



とにかく、2度目の人生だけど、初めての海外である。
パスポートもあったし、飛行機で行った。


母は、イギリスでお仕事らしい。
成田空港で合流して、イギリスに到着後すぐ空港で別れた。
最後まで「三四と初めての海外なんだもん、一緒に行きたいー・・!!」と、子供みたいに駄々をこねていたけど、クライアントを発見した時のあの対応・・・。


神すぎる・・!!


その後、父と地下鉄に乗って『漏れ鍋』に着いた。
亭主のトムさんに挨拶をして、父に荷物を持って貰って2階へ運んだ。

ちなみに、私の分だけである。
寮生活になるから、休日用にと私服も入れようといたんだけど「せっかくだから、トランクも服も”こっち”で買いなさい」と父に言われたため、今のカバンには少ししか入ってない。
なんでも、”こっち”のトランクの方がいいんだとか。
買ってくれるなら文句は言わないよ!


あと、父は、母の泊まるホテルに行くらしい。
仕事で忙しい二人だけど、夫婦仲がとっても良い。


うん、良い事だと思うよ!!


荷物の整理もすぐに終わり、部屋を出て階段を下りると、カウンターにいるトムさんと話をしている父が居た。



「ナツオさんは相変わらず元気かい?」
「ああ、元気過ぎて毎日発明しているよ。あの分だと、またしばらく長生きするな・・」
「ははっ!ナツオさんなら違い無いな!!」
「・・父さん、お待たせ」
「ぉ、三四もう準備は良いのか?」


楽しそうな会話を中断させちゃって申し訳なく思いながらも下を向いて、うん、と頷いた。
「やり方は覚えているか?」とトムさんが父に言うと「・・・たぶんな・・」と苦笑しながら奥の戸を開ける父。
トムさんに「いってらっしゃい」と言われて「いってきます」と私なりの笑顔で返した。






・・・・・



・・・・・行き止まり・・?




「えーと、確か、これとこれと・・」


視線を上げると、父が木の棒でレンガを順番通りに叩いている。
「ぁ、間違えた」だとか、「やっぱり、トムさん呼ぶか」だとか呟いているけれど、、しばらくすると、


「・・・よし。」
「おぉぉ・・!!」


ガラガラと音を立てながら目の前のレンガが動いて入口を作っていった。






すげぇ、魔法マジすげぇ・・!



「ようこそ、「ダイアゴン横丁」へ!・・三四、口を閉じたら出発だ・・お前は女の子なんだから・・」
「・・・(口を閉じた)」
「よし!さて、まずは換金しないとな・・。・・・はぁ、日本で換金してくればよかったな・・」
「?」




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