ハリポタ | ナノ
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幼稚園に通うようになった。

・・・通うようになったのだけど、、
中身は20代なので、幼稚園での人間関係がとっても苦手である。

だって、なに話せばいい・・?
テレビの話?マンガの話?パパママの話??

ぁ、そういえば、テレビ番組とかアニメ番組とか、とっても昭和でした。

どうやら、私の生きていた時代と違うみたいね。
いや、わたし生まれは昭和ですが。。
(ドラ●もんが懐かしい、の●代さんの声だったもの。)


取りあえず、良い子の園児たちとは、仲良くしているつもりです。
残念ながら、今の所「一番のお友達」は居ないけれども・・


いずれは出来たらいいな・・

中身20代だけど、いいかな・・


相変わらず送り迎えは、祖父か祖母。(特に祖母かな?)
仕事ばかりの両親で、愛されてないんじゃないか?とか思うが、そんなこともなく、将来モンスターペアレントにならないような感じ。


しっかりとした親である。

ちゃんと、お遊戯会とか運動会とか遠足には仕事を休んで来てくれるし。


しっかりとした親である。(2回目)



「三四や、迎えにきたわよ」
「はーい!せんせい、さようなら」
「はい、三四ちゃんさようなら!また月曜日にね」


祖母の手を握って、担任の先生にバイバイと手を振った。

幼稚園と家は、歩きだと遠いけど、祖母がお迎えの時は、山菜を摘んだり、よもぎを採ったり、とっても楽しい帰り道だ。
(その間、祖父は店番しているんだとか。)


ぁ、ついでに言っておくけど、ここはとっても田舎なのです。家の裏は、山だし。
山の中にある薬屋さんです。
お隣さんも遠いです。

田んぼが続く家までの一本道までくると、ぴょんぴょん跳ねる緑のボディーで触覚のある小さい生物が稲穂にいっぱいとまっていた。


「ぁ、いなご・・」
「あら、本当だね。」


もうそんな季節なんですね。
ほんと、秋は食べ物が美味しい季節だよね。


「そうだね、そろそろ・・」




イナゴの佃煮作ろうかね



「(・・・イナゴは、節々していて正直、あんまり好きじゃ・・)」
「三四、明日、イナゴ捕まえに行こうかね」
「・・・うん」


おばあちゃんの優しい微笑みは、絶対断れないんだ・・




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