ハリポタ | ナノ
16



夏休みも1週間が過ぎた。
私は、いつものように早々に課題を済まして今日という日を待っていた。

今日は、アンジーとアリシアが私の家に泊まりに来る日である。


「ハロー!ミヨ!!」
「いらっしゃい!アンジー!!」


アンジーの家にも煙突飛行が通っているらしく、着地も華麗だった。

さすが・・


「ハイ!ミヨ!!」
「アリシア!!」
「アリシアも無事に着いたみたいね!初めてなのに上手じゃない!」


煙突飛行初体験のアリシアは、持ち前の運動神経の良さもありアンジーに続いて見事な着地を見せてくれた。
さすが、クィディッチの選手に選ばれるだけある・・。

運動神経て大事だ・・
若いって大事だ・・・

あらかじめ二人が遊びに(泊まりに)来ると家族には伝えておいたので、父と祖父が煙突の掃除をしていてくれたらしく、アンジーやアリシアの服は綺麗で煤なんてついていなかった。


「おお!よく来たな」
「あらあら、いらっしゃい。」
「こんにちは!」
「今日からよろしくお願いします!」

様子を窺いに洋間へやってきた祖父と祖母に2人は丁寧にあいさつしていた。

「荷物は、和室に運んでおいたからね。ゆっくりしていきなさい」と祖母が言い、私たちを茶の間へ案内してくれた。

ちなみに、2人の荷物は昨日ふくろう便で送られてきた。
(ふくろう達も大変だったろうに・・・)


茶の間には、(夏の我が家の定番)お昼ご飯の素麺が人数分用意されてあった。


「わぁ!これがソウメンなのね!!」
「本当に、箸を使うのね・・!私にも使えるかしら・・」
「アリシアちゃん。大丈夫よ、フォークも用意しておいたから。」
「いっぱい食べるんじゃぞ!」


世話焼き大好きな祖母の計らいで、2人の素麺は食べやすいように短く切っているんだとか。
確かに外国の人は、啜るのが苦手だって言ってたな・・。
ホグワーツで出るスープも二人は音を立てることなく綺麗に食していたし・・
そんな私は、いつも音をたててしまって、「汚いわよ!」と、まるで私の母のように2人に怒られてしまっていた・・。

フォークがあるにもかかわらず、一生懸命二本の棒(箸)と格闘しているアンジーとアリシアを見て、私は素麺を啜りながらちょっと笑ってしまった。

ぁ、咽る・・・・


「そういえば、ミヨは課題終わった?私、まだ魔法薬学が残っていて・・・」
「アンジーも?私もなの、、スネイプ先生の課題は相変わらず多いのよね・・」
「私は、昨日で一応全部終わらせたけれど・・そうだ!」



ここは、元魔法薬学の先生に教えてもらいましょう!



「えぇ!?ミヨのおばあ様って」
「ホグワーツで教鞭をとっていたの?!」
「ふふ、昔のことよ。教師だったのも一年だけだったし」
「でも、スネイプ先生よりおばあちゃんの方が分かりやすいよ!!」
「「よ、よろしくお願いします!!」」



<あとがき&反省>
祖母が一年で退職したのは、祖父と結婚するから寿退職した。
という裏設定が・・(実はあったり・・)




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