ハリポタ | ナノ
12



昨夜は、ジニーの部屋でぐっすり眠った私です。
そして、今日はクリスマス!!
昨年はホグワーツで殆ど一人で過ごしていたから一般(魔法界の)家庭のクリスマスを初体験中である。


「おぉぉ・・」
「ミヨにもプレゼント届いているよ!!」


・・・しっかし
私の分のプレゼントが見事にこっちに届いている・・・。
凄い・・・。さすが魔法の世界・・・。

居間にある大きなツリーの足下に、たくさんのプレゼントが届いてあった。
本当にいっぱい来ている。
ウィーズリー一家+私のプレゼントだもんね・・。
そりゃ多いか・・・。


「わぁ!ミヨ宛のプレゼント多いね!!」
「・・・去年もそうだったんだけど・・半分、宛名が分からない人なんだよね・・。」
「・・・・なんか、それ恐いね」
「大丈夫なのか?ストーカーてやつじゃないのか?」


ビルの口からストーカーという言葉が出て来てビックリした。
す、ストーカーだなんて・・ッッ

ガタガタ震えていると、キッチンにいたモリーおばさんに声を掛けられて私は振り返った。
手をこいこいとしているから、私を呼んでいるようだ。
モリーおばさんの所へ行くと「昨夜、アキ・・ミヨちゃんのパパが来てね・・」と、ゴソゴソと何かを出そうとしているモリーおばさん。


「ぇ?父さんが来ていたんですか??」
「そうなの。でも、仕事があるって、ミヨちゃんに会わず直ぐに帰ってしまって・・」
「そうでしたか。」


モリーおばさんから父が持って来たと言う私の着替えを受け取り、私は父が昨夜ここに来ていたということにとてもビックリした。

来てたんだ・・。
アーサーおじさんに会うたびに抱きつかれて、もうウンザリて顔している父の事だから、、あり得ないと思ったけど・・。
「楽しんでこい」て言っていたわよ?とモリーおばさんがにこにこしながら言った。
さて、昼食まで私はモリーおばさんのお手伝いでもやろうかな!と、カウンターの隅の方へ荷物を置くと、外に出た双子から元気な声で「ミヨー!!」「スノーマン作ろうぜ!!」とお誘いがかかった。


「ぇ・・でも、お手伝い・・・」
「いいのよ!皆で遊んでらっしゃい」
「ありがとうございます!
「ミヨー!早く!早く!!」
「今行くわ、ジニー!」


『スノーマン』て、『雪だるま』でいいのよね?


「えぇぇ・・、雪だるまって3段なの!?」
「ミヨ。なんで雪玉2個しか作ってないの?」
「いいじゃん!なんだか、ミヨみたいだし!!」
「ちょっと!それどういう意味ですか?フレッド君??」
「わっ・・、なんかその雪玉固いぞ!?ミヨ!」
「うるさい!雪国生まれをなめるな!!」
「ははは!んじゃ、俺もミヨに加勢☆」
「ぁ、ビルずるい!わたしもミヨチーム!」
「僕も!」
「じゃあ、俺も!」
「えぇぇ・・・、ロニーに相棒まで・・!!」

結局、昼食も忘れて皆で笑いながら雪合戦をした。
(チャーリーは就活の準備とパーシーは勉強で一緒に雪合戦出来なかったけれど・・残念。)
ウィーズリー家でのクリスマスはとっても楽しかった。
やはり、兄弟が多いのっていいな!
双子に無理矢理連れてこられた、クリスマスだったけれど、、

来て良かったと思った。






<あとがき&反省>
海外のスノーマンが3段なのは、「頭・胴・足」と「足」の部分まであるからなんだと。
調べるまで分からなかったです・・。
(つまりは、雪だるまじゃなくて、雪人間?)

夏に冬の話を書くのって辛いですね・・・orz




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