ハリポタ | ナノ
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ジニーとお風呂から上がると丁度夕食の時間になり、皆と夕食を摂っている中、私は改めてご挨拶をした。

といっても、自己紹介をしたのは、初対面だった長男のビルだけ。
彼の家族特有の赤毛の髪は、男性の割には長くポニーテールにして結んでいた。服装はヴィジュアル系であって、とってもカッコいい人だなと、思わず見惚れてしまった。

私、結構こういう服好きなんだよね。
似合わないから自分は着れないけど・・。

なんと、グリンゴッツ魔法銀行のエジプト支店で『呪い破り』をしているそうだ!
私の父もグリンゴッツ銀行だから、話したら父の事を知っていたようで、「いつもお世話になっているよ!」と爽やかに微笑まれた。

うん、かっこいい・・・。

隣に座ったジニーに「ビルのこと好きになったでしょ?」とニコニコ顔で言われて、思わず「違ッ!!」と否定すると、ビルが「そんな、すぐに否定されると傷つくなー」と嘘泣きを始めた。
そんな感じで、和やかな夕食を摂っていて気がついた事があった。

パジャマとか着替えが無い・・・!

やっべ、どうしよ・・・と、反対隣に座っているジョージに言っていると、ジニーが「私の服じゃダメ?」と小首をかしげた。
いやいや、さすがに3つも年下の女の子の服なんて私に入る筈が・・・


「わぁ!ぴったり!!」


というか、ちょっと緩い・・・


「これで安心ね!!」「よかったじゃないか!!」と、ジニー含むウィーズリー一家に丸め込まれた。
ちなみに、下着もジニーのおにゅうのパンツを頂いた。
こっちはぴったりだった。
おそらくコレが日本人と外国人との体型の差なんだ・・と落ち込みながらも実感した。


「明日はクリスマスだ!!皆、今日は早く寝るんだぞ!!」というアーサーおじさんの声で、夕食は終わった。
食器洗うのを手伝おうと思ったら、モリーおばさんが杖でいっきに片付けてしまって、私の出番が無くなった・・・。

そうか、、魔法の世界だもんね。
うん、食器洗いとかも魔法よね・・・。
なんで私も今までそうやらなかったんだろ・・・。

兄弟達と皆で部屋までの階段を上っていると、こちらを振り返って双子が「なぁ、ミヨ!俺たちの部屋で遊ぼうぜ!!」「チェスとかもあるぞ!」という双子の声と、「そう言えば、ミヨ。宿題は持って来たのか?」というパーシーの声が重なった。


「宿題・・そうだぞ!!いきなり連れてこられたのなら持って来てないよな・・!?」
「俺の部屋に昔使っていた羊皮紙と羽ペンがあるからもしよかったら使ってもいいからな?」


ぁぁ・・、宿題だったら・・


「昨日で全て終わらせてたので大丈夫です。」

「へ?」
「は?」
「すごいな」
「「さずが!ミヨ!!」」


だって、スネイプ先生以外は、休暇の一週間も前から宿題出していたから。
スネイプ先生の課題だけは昨日でギリギリ終わった感じだったし。
・・・うん、本当にギリギリだったけど・・・。

「ミヨて凄いんだな」「凄く勉強できるのね!!」と、ロニとジニーに関心の目で見られた。



私達が部屋に入った頃、実は私の父がやって来てたと知るのは次の日の朝でした。


「アキーー!!」(抱ッ)
「はぁ・・・ハイハイ。ぁ、モリー。これ、ミヨの着替えとか。それと、こっちが小春と母さんから。お世話になるんだったら、て」
「まぁ!ありがとう!!手作りのお菓子ね。明日早速皆で頂くわ。昔からアキのお母様の手作りのお菓子はとっても美味しいのよね!」
「アキ、ミヨちゃんに会っていかないのか?」
「会いたいのは山々なんだが、・・今日は、またこの後仕事が・・、本店に行かないと行けなくてな・・・」
「銀行員は大変だな・・」
「まあな。・・・じゃぁ、ミヨのことよろしくお願いします。」(お辞儀)
「おう!アキも仕事頑張れよ」
「身体壊さない様にね。」




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