ハリポタ | ナノ
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ここのわたしの「パパ」は、銀行員でした。
だって、「ママ」(不服)が言っていたから。

夜に男性ー恐らく父であろう人ーが帰ってきて「ただいまー」と夕食のハンバーグを食していたわたしを抱き上げ、頬を寄せてグリグリしてきた。


おヒゲが痛いよパパ・・


そんな感じで、家族構成だとかこの家についてを理解した外見2歳児、中身20代の私です。



こんにちは。



月日が経つもの早くて、あれから約1ヶ月経ちました。
小さい頃って月日が経つのは本当にあっという間ですね。


そういえば、最近の趣味は縁側でお茶を飲む事なんですが(2歳児なのにしぶい?)、飲み友達が増えました。
「アルバス」ていうおじいちゃんです。

髪の毛もヒゲが長くって、オシャレにヒゲをリボンで結んだりしていて、とってもお茶目だと思う。
実は、わたしのおじいちゃんのお友達らしく、なんとイギリス人・・!

だから、当然というか当然なのですが・・会話は英語です。


2歳児で英語・・・

しかも本場のねいてぃぶな英語・・・


会った当初は、何言っているのかさっぱり分からなかったから、祖父と祖母の通訳でなんとか喋っていたけど・・、というか、祖父と祖母、が英語がペラペラだったことには本当に驚いた・・!!
(・・普通のじいちゃんばあちゃんて英語てペラペラ喋れるもんなの?)


まぁ、最近は、ようやく理解も出来る様になったし、言葉も通じる様になってきた。

幼児だからスラリと覚えちゃうね。

若いって凄いわ・・!



・・・でもさ、アルバスおじいちゃんについてちょっと気になる事があるんだけど・・・



「三四や、アルバス爺が来たわよ」
「・・はーい」


いつものようにぼーっと縁側で煎餅を食べながらお茶を啜っていると、祖母がアルバスを連れてお茶とお菓子を持ってきてくれて、その後祖母は「私はお店に戻るね」と行ってしまった。


「おぉ!ミヨ、こんにちは」
「あるばす!こんにちは!!」
「ホッホッ、元気にしていたか?」
「うん!」






イギリス在住のアルバスが、日本にあるわたしの家で、週1で会っているんだけどさ・・





「(やっぱり、自家用ジェット機とかで来ているのかな・・?アルバス、お金持ちっぽいもんね)」
「おぉ!このまんじゅうは実に美味いの!!フミの手作りかの?」
「そうだよ。あと、わたしもおてつだいしたの。」
「そうかいそうかい、ミヨは偉いの!」


私がアルバスがどうやって家まで来ていたのかを知るのは、これからしばらく後のことになります。




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