ハリポタ | ナノ
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「・・・んー・・」
「・・・・・・・・・」


いつものように、談話室へ行くと、隅の方のテーブルでミヨが宿題の途中で眠っていた。
そして、自分もいつものように談話室の隅にある膝掛け用の毛布を手に取り、ミヨに掛けてあげた。
自分は、定位置になっている向かいのソファに腰をかける。

消灯時間までまもなくなせいか、談話室にはミヨと自分以外誰もいない。
あと30分もすれば監督生であるチャーリーが見回りにやってくるだろう。

そのギリギリまでミヨの寝顔を見ている。
それがいつものこと。
途中で起きてしまわないか、もしかしたら狸寝入りでわざと寝たふりをしているんじゃないか、と、考えてしまうけれど・・・


「・・・・ん、、じょーじ・・、この単語の発音・・・」
「・・・・・・ぷ・・ッ。なんだよ。夢の中でも俺に発音聞いてるのか?」


ミヨの寝言を聞いてから、起きてしまわない様に頭を優しく撫でた。
艶やかで綺麗な黒髪が手に伝わる。

見回りがくるまでもう少し。


「おやすみ。ミヨ・・」


俺は、ミヨの唇に




そっとキスをした。



「おかえり!相棒、今日は遅かったな!」
「ああ・・」
「リーなら先に寝たぞ!!」
「うん・・・」
「・・・・ジョージ?」
「なんでもない。お休み!!」
「・・・・・・お休み。」



「また、ミヨか・・・」
「んー・・・・・ちゃーりー・・・・?」
「そ。はい、消灯時間だから自分の部屋で寝る!」
「はーい。・・・・チャーリーが毛布掛けてくれたの?」
「いんや、俺が来た時には、ミヨが毛布被って寝てたぞ?はい、荷物。」
「ありがとう!」

・・・・まただ。
いつも談話室で寝ていると、私に掛けてくれる。

『毛布の君』は、一体誰なんだろう・・?







<あとがき&反省>
これ、イケメンじゃなかったら許されない行為ですよねww(書いてて一人で思いました)
ミヨちゃん、知らない所で初キッスを奪われるww




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