ハリポタ | ナノ
6



「・・ミヨ、そんなに気を落とす事無いわ」
「そうよ!人には得意不得意があるんだもの!」
「・・うん。ありがとう二人とも・・」


入学して一週間が経とうとしている頃、色んな授業を受けてきたけど、、
どーにも、この世界で言う「体育」の科目である「飛行訓練」が上手く出来なかった。

箒に乗って空を飛ぶなんて、憧れ中の憧れ・・!!
魔法が使えたら誰しも絶対にやってみることなのに・・

私、地面すれすれしか飛べなかった・・・


「・・・ぁ、そもそも、高所恐怖症だったよ、わたし」
「「それだよ!」」
「・・わッ・・もう、びっくりさせないでよウィーズリー・・」
「・・・ホントよ。いきなり後ろからくるんですもの。」


「飛行訓練」の次の時間は、自習だったので、いつもの3人で大広間で課題を広げていたのだけど、そこへいきなり双子が後ろから声をかけてきた。


「・・・それ、って?」
「ミヨが、高い所が恐いのを箒が分かっているから、早く飛んだり、高く飛べないんだよ!」
「ロニー坊やが小さい時、無理矢理箒に乗せた事あるんだけど、ちっとも飛ばなかったんだよなー・・あれは実につまらなかった・・」
「だから、高所恐怖症を無くせば、ミヨも楽しく飛べるさ!!」


と、ニコニコしながらジョージは話しかけてくれた。

なるほどな。
・・・だけど、そう簡単に高所恐怖症は治せないよー。。
私がこっちに転成してきた原因なんだもの。

でも、そうじゃなかったら、魔女にもなってないし、ホグワーツになって通ってなかったよね。


「ぁ、そうだ!ミヨ、この変身術のレポートなんだけど、ちょっと教えて!!」
「ぇ?うん」


気がつけば、ジョージが隣に座って羊皮紙を広げていた。
アンジーとフレッドはいつものように喧嘩ばっかしていて、というか、フレッドがアンジェリーナを怒らせているというか、、その隣でアリシアがニコニコしながら見守っている感じ。

まぁ、アンジーとフレッドは喧嘩するほどなんとやらというもので、、



若いって良いわね〜・・




「ちょっと、聞いてよミヨ!!フレッドが酷いのよッッ!!」
「アンジェリーナ、これあげる☆」
「何これ、羽ペンじゃなくて糞爆弾じゃないッッ!!もう、最っ低・・!!あたしに構わないで!!」
「・・アンジー!!もう。フレッドやりすぎよ?!」
「あははは〜、悪かったって、、アリシア!だから、その羽ペン下ろして・・下ろして下さい・・ッッ!!」

「何やってるの?あれ?」
「・・はぁ、フレッドのヤツ・・」




- 19 -


[*前] | [次#]

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -