ハリポタ | ナノ
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もう迷子になんてさせないわ!!とアンジーとアリシアに言われて、二人の間に座った私。
目の前の席には、ウィーズリーの双子のどっちかと、彼を挟む様にして双子の片割れとチャーリー、パーシーが座っていた。

新入生の組み分けも全部終えた。アルバスが校長―ホグワーツの校長だと知ったのはこの時―の挨拶をし終えると目の前にはオードブルが広がった。


すげー!!アルバスすげーー・・ッッ!!


「存分に食うのじゃ!!」という言葉で、双子は美味しそうなローストビーフにかぶりついた。

こんなでかい骨付きチキン、初めて見た!と、アルバスを見るとお茶目にウィンクを返してくれた。
家では、日本食オンリーだったから。

「ミヨ!このチキン美味しいわよ!!」
「このパイも!!」

両隣では料理を美味しそうに頬張っているアンジーとアリシア。


「・・ミヨ、サラダとフルーツばっかじゃなくて、肉食べなよ。このフレッドみたいに!」
「そうだぜ!俺が全部食っちゃうぞー!!」


目の前の双子がのどっちかが隣の双子―フレッド―の背中をパシンと叩いた。
ということは、目の前の席はジョージか。
「うん」と思いつつも、リンゴをはむり。
うーん!シャキシャキしてて美味しい・・ッッ!!


「はい、ミヨ。そんな量じゃ、明日の朝まで持たないよ?」
「・・ぁ。ありがとう・・」


と、チャーリーがチキンやらパイやらビーフやらを皿に盛ってくれた。
お礼をして、空いた皿を重ねて隅に置き、もらった皿を目の前に置く。

私、最初は野菜+フルーツから食す派なんですよね。
だから、こういう脂っこいものは最後の方というか。前の私の時から、ずっとそういう食べ方をしているんです。

この体になって初めてのチキンを一口かぷり・・


「・・ぁ、美味しい!」
「「だろ?」」
「ミヨ!このケーキ美味しいわ!!」
「こっちのプディングも!!」
「・・ぷ、あはは、二人とも口元にクリームついているよ!!」
「「!!」」
「あっははは・・!ジョンソン、クリームは逆!!」
「・・双子の片割れ、黙りなさい・・ッッ!!」
「俺はジョージだよ〜」
「はぁ!?俺がジョージだし・・!!」



うん、友達だけの夕食も悪くないね!!



「ぁ!わたしたち3人、同じ部屋だわ!!」
「ほんとだ!!これからよろしくね2人とも!!」
「よろしくね!!」

ここに来て、初めて友達が出来た気がした。




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