ハリポタ | ナノ
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「あたし、パパとママからホグワーツについて話を聞いていて、グリフィンドール寮がいいな、て前から思っていたの。」
「じゃあ、アンジェリーナのご両親はホグワーツ出身なのね!私も、グリフィンドールがいいな・・入れるかは分からないけれど、まぁ、スリザリン以外ならねどこでもいいわ。ミヨは?」
「うーん、父さんがレイブンクローだから、レイブンクローかな?わたし、アリシアはなんとなくグリフィンドールな気がする!」
「本当?ありがとうミヨ!」
「あなたたち、一年生?もうすぐホグワーツに着くから急いで制服に着替えなさいね」


そういうと、先輩らしき女の人は隣のコパーメントへ歩いて行った。ネクタイ青かったな。
青って、レイブンクローだっけ?

着替えを終えると、ちょうど列車が駅に着いたようで、停止した。
先ほどの女の先輩が再びやってきて「荷物はそのままでいいわ、あそこにいるハグリットのところに行きなさい」と、言い残し、見回りしているのか隣のコパーメントにいってしまった。



「イッチ年生はこっちじゃよ」

あれが、ハグリット?でっか・・

「ぁ、急がなくっちゃ」
「あっちね」
「うぇっぷ、、ぁ!二人とも待って・・!!」

ハグリットを見上げながら歩いていたせいか、アンジーとアリシアを見失ってしまった。





「は、はぐれた・・」

他の一年生よりも背が低い私は、完全に二人を見失った。

やっぱり、外国の人はみんな背が高いんだな・・
特にアンジーなんて、私の頭一個高かったな・・

何食ったらいいんだろ・・
足も長いし・・みんな発育良すぎないか!?

「君も1年生?」
「ぇ?うん・・・友達とはぐれちゃって。」
「僕も。」

トボトボと一年生の集団の最後を歩いていると、男の子が声をかけてくれた。
背はそんなにに高くないんだけど(勿論、私より高いが・・)、色白で優しそうな顔をしている。「はぐれて、まいったよねー」と、眉を下げて小さく笑っていた。
うん、成長したら絶対イケメンになるね!

「僕は、セドリック・ディゴリー。よろしく」
「ぁ、私は、ミヨ・フジサキ。こちらこそ宜しくね!!」

1年生の集団から離れないように歩きながらセドリックと話す。

「ミヨは、東洋人?」
「うん、生まれも育ちも日本なの。・・英語苦手だから、喋りにくかったらごめんね・・、ディゴリー君」
「セドリックでいいよ!僕もミヨて呼んだし!でも、本当に苦手なの?発音とか、凄く上手だよ!」
「ありがとう!!」

私が英語苦手だと言った瞬間、セドリックの話すスピードがゆっくりになったのには、ドキドキしてしまった。
優し過ぎ・・!
ホントいい子だな、この子。

「ぁ、あっちでボートに乗るみたいだね」
「ホントだ・・!」


湖、暗いから恐いな・・
でも、奥に見えるホグワーツがとっても幻想的で素敵だった。
学校というより、お城みたいだ・・。


「お前さん達で最後かな?」
「はい!」

本当は4人乗りらしいボートは、私たちで最後らしく、私とセドリックの2人で乗るらしい。

先にひょいと船に乗ったセドリックが船の端に足を掛けてこちらに手を差し伸べて来た。
なんだ?と思っていると


「ミヨ、危ないから掴まって」


・・英国紳士キタコレ!!


セドリックとお友達になりました。



「ミヨは、どの寮に入りたいの?」
「父さんがレイブンクローだったからレイブンクローかな?よくわかんないけど、、、スリザリン以外ならどこでも」
「そっか、僕もスリザリン以外ならどこでも」
「ふふふ、・・・でも、もし違う寮同士になっても、仲良くしてくれる?」
「もちろんさ!僕も仲良くしてほしいな!!」
「ありがとう!!もちろんよ!」




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