なかなか美味しいじゃないか・・!!
私は今『フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリームパーラー』の看板を見ながらテラスの席でアイスを食べている。
(長い店名だね、噛みそうになるよ)
レインボーな輝くアイスだったり、見た事無い色んな味があって凄く迷って、迷いに迷って、、父に可愛くおねだりしたらあっさりと2段のアイスにしてくれた・・!!
・・だけど、結局食べきれずに隣でブラックコーヒーを啜る父に1段あげた。
欲張り過ぎたな・・、反省します。
アイスの後「そうだ!入学祝いをまだ買ってなかった」と父に『魔法動物ペットショップ』へ連れて行かれた。
ニコニコと「なんでも好きなペット買いなさい」と言われたから、猫コーナーをじっと見ていた。
猫飼ってみたかったんだよね!!
他の猫は興味なさそうに私に目を合わせないけど、一匹だけジッと見つめて来る猫がいた。
決まりだ!
ということで、この(見た感じ)ロシアンブルーの雄の子猫を買ってもらった。
父は「フクロウじゃなくていいのか?鷹でもいいんだぞ??」としつこく聞かれたけど、、
いいの!猫が好きなの!!
名前は・・そうだな、ウチの家族、面白いぐらい名前に季節が入っているから、「シキ(四季)」て名前かな!!
「・・シキ」
「にゃー」
・・・かわゆす
父は鷹を買っていた。
なんで鷹?
あまりにでかくて、びびった。
おそるおそる手を伸ばすと嘴を擦り寄せてきた。
おぉぉ、賢い・・!
主人とか分かっているんだね!!
ホグワーツでは、手紙は郵便屋さんで発送・配達ではなくて、フクロウらしい。
だけど、普通のフクロウだと日本までは遠く体力的に難しいから、父は鷹を購入したのだと。
鷹にとっても遠いんじゃ・・?
「これで、じいさんもばあさんも俺も小春も三四と手紙が出来るぞ」
そう、優しそうに微笑んで父は私の頭を撫でてくれた。