ネタ | ナノ
kmtプラス「俺と結婚してください。」
朝、私の鎹鴉が善逸からの手紙を持ってきた。
善逸とは付き合い始めて2年近く経っていて、善逸も鳴柱として活躍している。
「と、なんだろう、」
【「結婚してぇえええ!!!」
俺はそう言って何度も色んな子に求婚してきたよね。
いつ死ぬかわからないっていうかもう一刻後には死んでいるかもしれないからどうしても"家族"が欲しくて誰彼構わずだったよね。女の子はみんな可愛くて柔らかくていい匂いがして、少し優しくされただけですぐ舞い上がってしまった俺を見て、貴方はいつもいい気がしなかったでしょう。
貴女から聞こえて来る音はとっても優しくて芯が強いのにどこか脆く、女の子と話す俺を見ている時は嫉妬の音がしていました。
貴女はもしかしたら知っているかもしれませんが、あれはその嫉妬の音が嬉しくてわざとやっていました。
今謝ります。ごめんなさい。
たくさんたくさん話したいことがあるのですが、紙がいくらあっても足りないので、これから先、長い人生の中で語り会えればと思います。】
「俺と結婚してください。」
カサリ、手紙を下ろすと目の前には色とりどりの花束が。頭にシロツメクサの花冠を乗せてもらって、目の前にはキラキラの金色。
「よろこんで。」
涙で視界はぼやけていたけれどその顔がとっても優しくてまた涙が溢れた。
fin
加筆しました。
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