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生徒会が部屋に入ってきたにも関わらず、今だ俺の体を弄る立花をなんとかしねぇと!
「何やってんだお前らっ!」
「航!?なにやってるんですか!?」
「航ちゃんが高梨に襲われてるぅっ!」
「……っ!」
それぞれ反応を見せる生徒会。
正直そんな事を言う暇があるなら助けて欲しい。
ってゆーか襲われてんのはどう見ても俺だろ!
目腐ってんのかチャラ男会計め。
「って、ちょっ、やめ!おーい立花!そこ俺の尻だぞ!」
「涼の尻は柔らかいなっ!」
やばい!立花の行動が更におかしくなってる!
俺の尻揉んじゃってるよこいつ!
尻を揉んでる手を剥がそうと立花の腕を掴むけど、さすが馬鹿力!
ビクともしねぇ…っ
「ちょっとあんたら!ぼーっと突っ立ってないで助けろよ!」
自分ではどうしようもできないと思い、思わず生徒会を怒鳴りつけてしまった。
そりゃ、生徒会のやつらは立花に惚れているらしいから、こんな衝撃的な場面見たら固まっちゃうかも知れねぇけどさ
「てめぇ!平凡の癖に俺の航に何してやがんだ!」
「高梨くん?…これはどういう事ですか?」
ぁあもう!
やっとなんか喋ったと思えば…
会長と副会長は俺を睨む前にまず助けろ!尻揉まれてんだぞ俺!
つぅか俺相手に嫉妬すんのいい加減やめてほしい
「立花が好きなら早く俺から離せよ!」
「涼!さっきからなんでそんな事ばっか言うんだよ!」
俺の言葉に、生徒会ではなく立花が反応した。
お前はさっきからなんなんだよ!
睨んでやろうと、生徒会に向けていた顔を立花に向ければ、ボサボサの髪とダサい眼鏡をかけた立花の顔が近づいてきていた。
え、嘘これちゅーされる?
「…っ!わぁあああ!ほらほら!あんたら生徒会が大好きな立花の唇が汚れちゃいますよーっ!!」
だから早く助けてっ!
目をぎゅっと瞑ってそう叫べば、やっと立花に押さえつけられていた両手が解放された。
恐る恐る目を開けると、さっきからずっと黙ったままだった書紀が立花の両手を捕まえていた。
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