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「はい。ほな今日の部活は、文化祭でやる出し物について考えたいと思います。意見あったら手あげてください」

「なんでお前が仕切ってんねん」

「ちょっと財前くん!意見あったら手を挙げてってば」

「めんど……」


新学期が始まって数日、今日の部活のミーティングは文化祭での出し物を決めることになりました。我が四天宝寺中の文化祭(木下藤吉郎祭)では、クラスごとにもそうですが、部活ごとにも出さなアカンのです。というわけで、私が仕切らせてもらってます。


「はいはい!」

「はい、謙也先輩」

「消しゴム展示会なんてどうや?おもろい形の消しゴム集めて展示すんねん」

「却下です。それ楽しいの謙也先輩だけやと思いますんで」

「はーい!」

「はい、一氏先輩」

「お笑い喫茶しようや!時間決めてお笑いライブ開催すんねん!」

「却下です。一氏先輩は一人でもモノマネライブやるらしいやないですか」

「はい」

「はい、白石部長」

「エクスタs「却下です」まだ言うてへんのに」


エクスタときたら、エクスタシーカフェとか毒草なんちゃらとか言い出すから、白石部長は却下です。一向に決まる気配のない文化祭のだしもの。何でこの人らは自分をだすことしかせえへんねん!


「はいはい!」

「はい、小春先輩」

「女装喫茶なんてどお?絶対おもろいと思うねん!」

「それ、ええですね!じゃあ女装喫茶で決定しましょ。意見は受け付けません」

「受け付けへんの!?」

「だって女装喫茶ですよ!?このイケメンの人らが女装するんですよ?集客見込めるやないですか!」

「小春の意見なら俺、さんせーい!」

「ほら、一氏先輩は賛成してくれてます」

「女装喫茶って。千奈ちゃんは何すんの?」

「私は男装します。はい、決定ということで。生徒会にはそれで提出しますね。予算に関しては小春先輩が管理をお願いします。衣装はユウジ先輩にまかせます」


おっしゃ、まかせとき!なんてラブルスが声を合わせて言った。



文化祭でやるものが決定しました

(白石部長は単純に似合いそうですよね)
(何をやらせてもエクスタシーやで?)


END





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