励まして 阿近ver
あ?なんだ、いきなり入ってきたかと思えばしょげた面させやがって。

笑ってろ。そっちのが可愛げあるぜ

笑えない?お前の得意分野だろ

…はぁ、なんだ?何かあったのか?

お、おい…泣くなって!

泣いてないって…どう見ても泣いてんだろ!

あー…悪い。確かにここ一月程、お前の事ほったらかしだったな。

時間がないのを言い訳に、少しも逢う時間作ってやれなくて悪かった。

美雲、お前が我が儘言わねぇ女だからって流石に俺から音沙汰なしじゃ寂しかったよな。

お前がこうして脚運んでも、すぐ追い返しちまってたし。

言い訳するわけじゃねぇが…お前と少し逢うか、さっさと終わらせて長い事お前と過ごすか考えてる内にこんなに時間が経っちまった。

物わかりが良すぎる恋人を持つと、俺もつい甘えちまうんだ。

ほら、もう泣くなって…



(ちゅっ)



これからは忙しくても少しの時間は作るようにする、だから許せ。

お前が笑ってねぇと時間作る意味なくなるだろ?

だから笑え。俺の為に―――


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Thanks!



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