お!美雲。良いところに…って――泣いてんのか?
あー、そんな目擦るな。ほら、俺の胸でいくらでも泣け!
って、笑うな!つか泣きながら笑うなっ!
クサイ科白?んなの分かって言っんだよ…ったく。
…で、何かあったのか?どこのどいつか知らねぇが、お前泣かせるなんて許せねぇ奴だな。
おい…よく見れば怪我もしてんじゃねぇか!言え、俺がそいつ絞めてやる!
え?誰かに泣かされたんじゃない?
じゃ、何で泣いてたんだよ…?
はぁ!?懐に入れてた催涙玉がこけた拍子に暴発したぁ?
この前対虚用に作ったって言ってたアレか?
…はぁ。心配させやがって。1人で意気込んで、俺馬鹿みてぇじゃねぇか。
よし、そんなやつにはこうだ!
(ぎゅうううっ)
苦しいって?ばーか。お前の泣き顔見る方が苦しいよ!
本当に誰かに何かされたとかじゃねぇんだな?
ならよかった…お前に何かあったら俺、正気じゃすまねぇ。
俺をこんなにもイカレさせんのはお前だけだ。
愛してる、美雲。
------------------------
Thanks!