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 君はいつも、周りなんてどうでもいい。そう考えていると感じさせるくらい飄々としていた。
 誰かと繋がっていたくて、1人にだけはなりたくなくて、好きでもない子を毎晩代わる代わる抱いている俺なんかには、すごく、強そうに見えた。

 そんな君をいつしか好きになってた。そんな君の中にいたいって思った。
 その瞳に映りたいって、強く思った。

 いつからだったか、みんなは知らないかもしれない。君本人ですら、いつからやっているのか覚えてないかもしれない。

 でも俺は覚えてるよ。

 君が自分のこと『僕』って言い始めた日を。


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