おまけ
「……ぁっ、あァ……!」
「……文也」
「な、んだ……?」
「ゴムとかないんだけど……いい?」
「……ダメに決まってんだろ。用意しとけよボケェ!」
「こんなおいしい展開になると思わなかったんだよ。すぐ寮のコンビニ行って買ってくるからっ」
「……もういい。萎えた。……仕事すんぞ」
「えぇー! 俺は萎えねぇって! 待って、ナルチャーン!」
「便所行って抜け」
「ちょ、そりゃないって! やっと右手から卒業かと思ったのにっ」
「バーカ。……また今度な。次はちゃんと用意しとけよ」
「まじかよー!!」
『今度っていつなの?』
そう真剣に尋ねたら、君の顔が赤くなった。
- 37 -
[*前] | 次#
[戻る]