06
俺はナルチャンの腕を掴んで無理矢理立たせた。その拍子にナルチャンが手に持っていた資料がバサバサと散らばったけど、どうでもいい。
「おまっ、なにすんだよ!」
「……うるせーよ」
掴んだ腕を引っ張って、生徒会室にある仮眠室のに引きずり込んだ。ベッドの上にナルチャンを乱暴に倒して、俺はドアの鍵を掛ける。
「なんだよ……? なんかお前、いつもと違ぇーぞ……」
「いつも? ……ナルチャン、俺のいつもってどんなの? 知ってんの? ……俺のことなんか、何にも知らねぇだろ……っ!!」
俺は少し体勢を整えたナルチャンをまた押し倒し、無理矢理キスをした。
「やめっ、んんー!」
「好きだ。好きだ……っ」
ナルチャンがしていたネクタイを解き、ワイシャツのボタンを外して前をはだけさせて、胸の突起を舐めた。
「てめーなにす……っ」
「……乳首、感じるんだ?」
「う、るせ。やめ……ろっ!」
「やめない。……ちょっと黙って」
ナルチャンの手首を解いたネクタイで縛る。それを右手で押さえ付けて、空いた左手で口を塞いだ。
「ん゙ー! ゔぅぅ゙ー、ん゙んー!!」
抵抗する身体をものともせずに、ナルチャンの胸の突起を執拗に弄んだ。舌先で転がすようにするとナルチャンの声が甘いものに変わる。
「んっ、んんん……ふ、ぅ……っ」
歯で甘噛みしてみたり、もう片方の胸を舐めたりしている内に、少し大人しくなったのを見て、口を押さえていた左手を外しキスをした。代わりに左手で胸の突起を弄る。
舌で唇を舐めると少し開いた隙間に、舌をねじ込んで上顎を撫でた。すると一層甘い声が耳に入って俺を興奮させた。
「ナルチャンかわい……もっと感じてよ」
そう言って膝頭でナルチャンの勃ち上がり始めていたものをゆるゆると刺激した。
「んぁっ……はっ、あぁ……!」
胸を弄る左手はそのままで、ナルチャンの腕を押さえていた右手で、スラックスのベルトとボタンを外し、ファスナーを下ろした。
「やっめ……あぁぁっ!」
直接握り込んで、手を上下に動かすとナルチャンがまた抵抗し始めた。
「やめ……やぁあっ! ……めて、くれっ」
そんな抵抗も、言葉も無視して、右手を動かしていると……突然、抵抗がパッタリと止んだ。
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