僕にとって彼は、かけがえのない人だった。
彼以上に想う人物など、僕にはいなかった。
彼のために弁護士という道を選び、彼のために戦った。
僕はいつだって、彼の事を一番に考えた。
彼もきっとそうなのだと思っていた。
彼は僕を一番に想ってくれていると、そして、
かけがえのない存在だと思っていると。
だけど、違ったんだね。
もう彼は以前の彼とは違う。
たくさんの仲間が出来た。
同僚も、部下も、そして、相棒も。
僕の特等席だったはずの彼の隣には今、
僕じゃないたくさんの人たちで溢れている。
僕がいなくても、彼は笑っている。
僕がいなくても、彼は闇に迷わないだろう。
僕がいなくても、彼は生きていけるんだ。
だから、
だから、
「さようなら」
「さようなら、御剣」
僕はもう、いらないね。
200120320
友人関係だろうが恋人関係だろうが、
去っていく成歩堂の話。
結局依存してたのは成歩堂だけだったという。
落書きの4コマから作った駄文です。
逆検の面子に囲まれてる御剣を見た成歩堂が絶望して去っていくという
救いようもない成歩堂漫画でした^p^