深とどれすと1 | ナノ



 深はどれすとが纏う着物の合わせ目を広げた。彼女は何も言わない代わりに頬を紅に染め、外気に触れた白雪のような肌を少し粟立たせる。肌を滑る深のたおやかな指先。綺麗です、と囁く声は麻酔のように、どれすとの心に染み込んだ。何処までもやさしい声が、これからの行為のことを忘れさせてしまうのだ。




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