彼女が自分を手に入れたいと思っている事も、それが純粋な好意である事も、どれすとは知っていた。今は傍に居ない彼女を想い、どれすとは楼閣の大きな出窓に腰掛ける。
(上原、どうしてきみは、)
壁に頭を預けて月を仰ぐ。嗚呼、綺麗な物はもう、見飽きたんだよ。
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