(日記)天槍のユニカ初案B +
前回はユニカとディルクさんが仲良くなって恋愛ファソタヅーっぽくなってきたところまでを書きました。
先に言い訳しておくと、わたしは書きながら詳細な設定を詰めていくほうなので、
ここから先のプロットはかなり雑です(笑)
前半でキャラの性質を固めていけば、あとは話の流れにそってそれぞれの子達がらしい働きをしてくれるだろうと期待してとりあえず書き始めます!!
初期ユニカもそんな感じでした。
ストーリーの話に戻り、
ユニカを殺処分して上手い具合にシヴィロ王国を倒れさせるための準備が出来た公国の兄弟とその仲間達。
ですが、ディルクさんはその実行を躊躇います。
それと前後して、ユニカが飛ぶ能力を奪われていることを知るディルクさん。
ユニカが何気なく、ディルクさんと一緒にちょっと遠くまで散歩に行けたらいいのにな、というのを聞いて、産まれた時から常に自分の出生のあやふやさに縛られてきたディルクさんは、飛ぶ力を失っているユニカを自由にしてあげたい、と考えました。
そしてユニカが奪われた「飛ぶ力」とはなんなのかを探し始めます。
一方、ユニカを殺そうとしないうえに何かをコソコソと調べ回っているディルクさんに不信感を抱いたエイルリヒは、ディルクさんがユニカにほだされて公国を裏切ろうとしているのではと疑いを持ち始めました。
そこで、決行の日をディルクさんに提案。
ディルクさんは弟が自分を監視するためについてきていることを分かっているので頷くしかありません。
そして、その日までにユニカの飛ぶ力が取り戻せなかったら、なんとかしてユニカを連れて逃げよう、と決意します。
その頃ユニカは、ディルクさんが一緒に外へ行こうと言ってくれたのもあり(そしてきっと恐らく日頃のいちゃいちゃのせいもあり??)ディルクさんと一緒にどこかへ飛んでいきたくて、人間の姿でいるのに翼がないはずの背中をムズムズさせていました。
ムズムズに耐えきれず中途半端に竜化してみたり、火や雷をパチパチさせてみたり。
そうしているうちに、自分の飛ぶ力が城のどこに隠されているのか、なんとなく感じ取れるようになってきました。
詳しく書いてあるのはだいたいここまでです(笑)
あとは、ほとんど偶発的に飛ぶ力を取り戻したユニカが久しぶりの竜化に暴走してみたり、
それでシヴィロの王様もうっかり殺されてしまったり、
ユニカの暴走をディルクさんがおさめたものの、ユニカの暴走自体がディルクさんの差し金で計画をめちゃめちゃにしたんだと思い込んだエイルリヒがディルクさんとユニカを合わせて殺そうとしたり、
それでディルクさんから返り討ちにあってエイルリヒが死んだりします。
その過程でディルクさんもけがを負い、ユニカは血を舐めさせてけがを治そうとしますが、何故かそれが叶わず(理由はメモになかった)、ディルクさんも死んでしまいます。
この、ユニカの血がディルクさんには効かない設定も残しておりますね!
初期と違って今は明確な理由(というか基準?)がありますが。基準についてはまだ本編で説明していないものの、何人か気づいている読者様はいるようなので嬉しいです。
で、お城も焼け、ディルクさんも死んでしまい、あとにはユニカが取り戻した自由に飛ぶ力だけが残る――という話でした。
なんでこんなに何も残らない話を……というと、この流れの基にした歌があったからです。
聞いていただければなんとなく私の妄想の方向を察して貰えるのではないかと…その辺について詳しくは語りませんが、基にしたのはDo as infinityの『北風』です。
気になった方は是非聞いてみてくださいませ。
それにしても最初に考えていたユニカの話はなんてシンプルで分かりやすかったのだろう…むしろ今の話になったいきさつが知りたい!(作者はそのへん記憶喪失です)
(そもそものきっかけは陛下が悪者過ぎないか…?と思ったことだったような…でもやっぱり思い出せない…)
ともあれ最初の設定について全部を書きだしたのはこれが最初で最後、よい供養になりました!
今書いている話のユニカやディルクさん達はこれとはまったく違う道をたどります。
見守ってやっていただけますように。
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