(日記)日本語充 +
突然ですが、私の一番好きな作家さんは恩田陸さんです。
中学の時の朝の読書タイムで『光の帝国』を読んで以来、恩田さんの小説を出版順に買い集めて読んでいます!
っていっても私の読むペースは遅いので、恩田さんの作品発表より10年は遅れてて(笑)今は『不連続の世界』を読んでいるところです。
それでも本棚には恩田さんのコーナーが出来ており、数えてみたら小説だけで37作(プラス、今読んでいる1作)
あらためて、すんごい書いてる人だなとびっくりします。
自分が書いているものとまったく傾向が違う作家さんなのですが、どうにも読むのをやめられる気がしません。
いつも「これこれ、恩田さんの作品の味」ってものを感じる一方でどの話も毎回違う面白さがあるし、文章そのものを読むことにストレスがなくて、むしろ「書く時の日本語」を補充しながら物語も楽しめる相性の良さを感じます…😊
一番好きな作品は『ライオンハート』かな…ある「記憶」というか「運命」をもった男女が、時代や国境を越えて、出会って別れることを永遠に繰り返している物語の連作短編集です。
各話の読了感が、思い出すだけでしばらく抜け出せないようなあたたかいけど苦しすぎる切なさに溢れています…。
中でも最高なのは「イヴァンチッツェの思い出」…最後のシーンを思い出すだけで幸せと切なさで泣きそう😭
人物が好きなので言えば『麦の海に沈む果実』…の理瀬とヨハンですね…!
この二人はその後の長編や短編で主人公としてでてくるんですが、天使のような顔をしてるけど…なヨハン、いずれ彼のパートナーになるミステリアスな理瀬…ベストカップルにもほどがあるでしょ今後もほかの話に出てきてくれることを願う…!👍な二人です。
あと理瀬シリーズ好きな人にはヨハン目当てのひとが一定数いるってわたし信じてる。
文庫1、2冊ものの長編だと、これーってあげるのが難しいくらい全部好きですが(笑)あえてあげるなら
・学校の寮に残った男子たちの冬休みのお話『ネバーランド』
・学生時代の同級生男女4人が旅を通して共通の知人を思い出しながら語るおのおのの人生事と「美しい謎」の『黒と茶の幻想』
・高校のイベントを通して近くて遠い家族との賭けに挑む青春小説『夜のピクニック』
・特殊能力を持ちながら広く散って存在する常野一族シリーズ第三弾『エンド・ゲーム』
あたりがイチオシです!!
爽やかなのがいいなって思う人には『夜ピク』、次いで『ネバーランド』
緊迫感ある軽ファンタジーがいいなら『エンド・ゲーム』
思い出は苦々しいけど美しい…そういうほろ苦い懐かしさを味わいたい人には『黒と茶の』
をおすすめします。
順番にすべて読んでいると、「このひと○○に出てた…!」とか、シリーズってほどじゃないけど同じ人物が主人公として出てきたりしているのが分かって、なおさら恩田ワールドから抜け出せなくなります(^▽^)
それも、前回作を読んでいないと事情が分からなくてもやっとする書き方はぜんぜんされていないので、繋がり持たせるなんて読みたくなるじゃんずるい、と思いつつまんまとホイホイされる暁子です。
結局、恩田さんが好きやでということ意外何も分からない記事になってしまいましたが、今回はこの辺で。
恩田さんファンの方がいらっしゃったらぜひ、お気に入りの作品を教えてください(*・ω・)ノ
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