拍手お礼文追加 +
試験で燃え尽き、日曜日と月曜日の夕方までは抜け殻だったのですが、昨日読み始めさっき読み終えた本が面白かったので、ようやく目が覚めました!笑
乾石智子さんの「オーリエラントの魔道師」シリーズが大好きなのですが、これは闇を抱えた人間(魔道師)たちのお話ですので、だいたい重いんです。
でも、総じて人間の世界にとって大事な温かいものを落としていってくれるお話で、今日読み終えた本も最高でした…。
登場人物達の小説ならではの生々しさやドラマもさることながら、人がつくりあげたもの(例えば帝国)の偉大さと虚しさ、それに相対する普遍的な美しさの自然、あの世界に当たり前に存在する不思議な現象(化け物だとか女神だとか魔法とか)の描き方がもう…素晴らしいの一言です。
上手いとかそういうレベルの話ではなくて、物語やその中の風景や文化を通して、現実世界、生身の人間のことを語ってくるんです…。
単に特別な力や不思議な現象があるのではなく、物語を通して「読んでいる私」のことを語ってくる…これこそがファンタジーの機能であり醍醐味だ…って思います。カタルシスがすごい(*´∀`*)ムハー
なので、読んで欲しくてたまらない「オーリエラントの魔道師」シリーズです!
今日読んだのは『紐結びの魔道師』、シリーズ一作目は『夜の写本師』。
ちなみに一番好きなのは二作目の『魔道師の月』。
読み終わったあとに美しいカバーイラストをじっくり見て「そういうことかー!」ってなるのもこのシリーズの楽しみ!
まだ『沈黙の書』を読んでいないのでそちらも早急に入手せねばと思います(*´∀`*)
パチパチ👏- PREV │ LIST │ NEXT