7−6更新しました +
大学で中世日本の医療と宗教の関係について調べていたので、昔の毒や薬の話って大好きなんです……いや近現代の薬品やワクチンの話も好きなので、別に昔の話が好きなわけではないかも知れない。
そういうわけで(?)毒や薬や病気の描写ってつい詳しくしてみたくなります。
でも専門的に勉強したわけではないし、詳細にしすぎても読む人には通じないかもだし…で普段は遠慮しているのですが、今回はさらっとひそを登場させました。もう少し正確にいうならあひさん。(検索に引っ掛からないようひらがなにしています)
無味無臭だけど銀に反応するから、暗殺を恐れた王侯貴族が食器に銀を使うようになったという、わりとみんなが知っているエピソードのアレです。
かなり歴史が古い毒なので、日本でいえば奈良時代にソレと思われる毒の記述があったりします。
昔の精製技術ではあひさんを作るときに硫黄の成分が取り除き切れなかったため、銀に触れると硫化して黒ずみ、毒の見分けがついたとか。
だからきっちり精製された現代のあひさんを銀に触れさせても硫化しないそうです。危ないですね。
それと、つまりユニカの世界では「まだ」、ひそといえば銀を硫化させる毒だったということをご承知おきくださいという話でした。
物騒な話はさておき(7−6も全体的にほんのり物騒なので「さておき」って言っていいのか迷うところですが)
お楽しみいただけましたら読んだよパチや絵文字の感想をお送りいただけると嬉しいです。
次回は紅葉の見頃が終わる頃に公開出来たらいいな。
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