今日の話は大事ですがちょっと長いです +
コロナウイルス(以下「コロコロ」)感染の予防には「手洗い」がめちゃくちゃ効きます!
行政もいろんな専門家もそう言っていますが、皆さん、どれくらい手を洗えていますか?
今日お会いした方は、とりあえず石けんを手の全体に広げて流すだけだったのでびっくりしました。
それでは手洗いとは言えません。
だからみんなにもっと手洗いのことを伝えなければと思いました。
手洗いが大切な理屈を説明しますので、これを読んだ方も明日から、洗い方と洗うタイミングを変えていただけたらなと思います。
ちなみに手洗いによって防げるのは「自分の感染」だけではありません。
「今日一緒に過ごす誰か」のことも、「たまたま同じ手すりに触れた誰か」のことも守ることが出来る、簡単でめっちゃ効果がある方法。
それが「手洗い」なのです。
まずコロコロの仕組みについて。
やつらは、アルコールや「界面活性剤」つまり石けんなどの洗剤で破れる「殻」の中にウイルスゲノムだけを持っている構造で、自分で移動することも増殖することも出来ません。
そういうウイルスのことをエンベロープウイルスといいます。
石けんで丁寧に手を洗うと、コロコロのか弱い「殻」は破壊され、不活化、わかりやすく言うと「殺す」ことが出来ます。
(ウイルスは生きものではないと言われているので、「殺す」もなにもないのですが)
さらに、私達が手にコロコロをくっつけて別の場所に運んでしまい、ほかの人にうつしたり、自分の口・鼻・目を触って身体に入れてしまうことも防げます。
手を洗うタイミングは外出のあととかごはんを食べる前とか言われていますが、できればもっと機会を増やして欲しいです。
目安になるのは「場」の変化。
自分が移動したかどうかです。
例えばお店に入る前、出勤したとき、玄関にアルコールがおいてあれば使ってください。なければ手を洗いに行ってください。
このタイミングで手をきれいにすることは「その建物(空間)にウイルスを持ち込まない」ことに繋がります。
中で一緒に過ごす人や、自分が手を触れる商品や備品などにウイルスをつけることを防げるので、周りの人を守ることが出来ます。
そしてお店やその建物を出るとき、また消毒か手洗いをしてください。
今度は他の人が持ち込んでしまっていたウイルスを「外へ持ち出さない・持ち帰らない」ことに繋がります。
次に向かう場所やおうちにコロコロを連れて行ってはだめです!
詰まるところ「お出かけから帰ったら手洗いしよう!」をあらゆる場所でして欲しいのです。
この「場」の変化は、建物内でも意識して欲しいです。
例えば仕事場から休憩室へ行くときとか。
会議で部屋を移動したときとかも。
先にも書きましたが、コロコロは自分で移動できません。
運んでいるのは「私たち」です。
身体の中には入っていなくても手についていたら。
同じ場所を触った人が、その手で鼻や口を触って感染してしまったら。
巡りめぐって、今度は自分や家族が感染するかも知れません。
だから一人一人の手洗いが大事です。
みんながウイルスを運搬しないことを徹底できれば、もっと感染のスピードは抑えられます。
これは間違いありません。
手洗いは自分と周りの人を感染から守ります。
自分はウイルスの運び屋かも知れないということを意識して、移動するときにこまめに手を洗いましょう。
アルコールがなくても大丈夫。
石けんがやつらを活動不能にしてくれます。
ただし、そのためには洗い方も重要です。
手のひらを擦り合わせるだけではだめ。手にはたくさんのしわがあり、構造も複雑です。
@手のひらと手の甲を洗ったら、指と指の間の水かきも、手のひら側から、そして手の甲側から、しっかり泡をつけて撫で洗いしてください。
A指も一本ずつ、反対の手で掴んでねじるように洗ってください。
B爪の間にはコロコロだけでなくほかの細菌もウヨウヨいます。泡を押し込むようにして洗いましょう。
C最後は手首までしっかり泡をつけて洗い、
Dしっっっっっっっかり流水で泡を流しきります。泡が見えなくなってももう一回全体を流すイメージで。
E水を止めるとき、レバーには触らないこと。
肘を使って上げ下げできるレバーなら肘を使い、指先でひねらなくてはいけない場合は先にペーパータオルで手を拭き、その紙でレバーを包んで止めます。触ったらまたそこにいたウイルスや細菌がつくかもしれません。
Fそして手洗い場を離れるとき!!電灯のスイッチなんかに直接触っちゃだめですよ!!
ここも肘で対処や!
ちなみに、手を拭くときは、共用のタオルがあっても 絶 対 に 使わないでください。
前の人が完璧に手を洗っていたか分かりません。
コロコロに限らずほかのウイルスも細菌も待ち構えている可能性が 極 め て 高 い です。
自分のハンカチかペーパータオルで拭きましょう。
(補足:おうちの中でも手を拭くタオルはひとり一枚に分けるのが望ましいです。誰かがコロコロを連れ帰り、手洗いが不十分なままタオルを使い、次にタオルを使った家族の手にコロコロがとりつく恐れがあります。)
手洗いしっぱなしで肌が荒れてしまうと、ウイルスがささくれなどにたまったり、傷になった場所からほかの細菌感染を引き起こす可能性もあるので(コロコロが傷から感染する可能性はほぼないけど)手を洗ったあとはオイルやクリームできちんとケアもしましょう!
手洗いはケアまでがセット。
せっかくだから、いい香りのハンドクリームをいろいろ試してみるのも楽しいですよ!
私は毎日「お前ら(コロコロ)とは一緒に暮らせない!!殺られる前に(石けんで)殺る」という強い気持ち(?)で、手洗い場へ近づく度に手にいるかも知れないすべてのコロコロを抹殺するつもりで手洗いをしています。
家族や職場の皆さん、周りにいる大切な人の顔を思い浮かべてください。
その人たちの近くにコロコロを連れて行きますか??
嫌なら丁寧な手洗いをしましょう。私たちの手からコロコロを駆逐しましょう!!
何度でも書きますが、コロコロは自力で動くことも出来なければ、私達の身体に入らなければ数時間から数日で死んでしまいます。
だから、自分は運び屋にならない、身体にも入れてやらない!!ということを頭のど真ん中においていただければ、自ずと手洗いのタイミングも分かり、感染の抑止に繋がるはずです。
ややこしいので飛沫感染の類いには触れませんでしたが、マスクつける意識が高い日本では飛沫感染より接触感染の方がずっと可能性が高いはずなのです。
漂ってるウイルスをちょっと吸い込むより、誰かがした咳やくしゃみの飛沫がついたものを触った手で自分の粘膜に触れる方が、とりこんでしまうウイルスの数もはるかに多いだろうし。
(補足:人混みではなく少人数の集まりでも、マスクを外して対面でおしゃべりしたり同じテーブルのものを食べるときは飛沫感染のリスクが跳ね上がります。寂しいですが、しばらくお友達との食事やお茶は避けるべきです。向かい合って話す時はお互いに、その場の全員がマスクをつけるなりハンカチで口を覆うなりして、いつもより少し離れて話すしかありません。)
それと、飛沫感染の心配にしても考え方は同じです。
「運ばない・入れない」です。
そのためには人混みに行く時は自分が持っている(かも知れない)ウイルスを吐き出さないようにマスクをつけ、人と近づきすぎないように歩くしかありません。
呼吸をしている以上、たまたま空気のよどんだ場所で空中に高い濃度で存在していたコロコロを吸い込んでしまう可能性を、人混みの中や閉鎖空間で低くするのは大変難しいです。
だから「3密」は避けて!と政府も呼びかけていますが、まさにそれしかないと思います。
私の住んでいるところにはほぼ人混みが存在しないので、これに関してはあまりアドバイス出来ませんが…
だけど私達がやれることは決まっているし、しかもその「やれること」はおおむね感染予防に有効です。
少し気をつけ、やることはやって、あとはいつも通りよく寝てよく食べて元気に過ごしましょう!
そして秋にはるんるんしながら京都に行くんだ!!
手洗いの話は、もしご納得いただけたのならぜひ周りの方々にもお伝えいただきたいです。
(ただしこの記事の引用・転載、URLをどっかに貼り付けるのは一切だめです! ちゃらんぽらんな文章だし本来は創作サイトなので…)
最後にしつこいけど手洗いのメリットおさらい
@石けんはコロコロを不活化出来る
A手からコロコロを一掃することで、自分の感染リスクが低くなる
B手からコロコロを一掃することで、コロコロを運搬しない(感染の広がりを抑止する)ことに繋がる
この3つと正しい手の洗い方だけは覚えて、明日からの手洗いにいかして貰えますように…!
以上、コロコロと手洗いの話でした!
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