書類書類書類書類書類書類書類書類書類書類書類。 四方八方書類だらけの中であたしは落ちてくるまぶたと戦闘中。 ついさっきのこと。ジョニーが婦長さんとこに搬送されて、その直後にタップが机に突っ伏して夢の世界へ。 「あーもうタップめ、あたしを置いて行っちゃってさ…」 タップのほっぺたをつねっても何も反応がない。 「…これ、顔に落書きしてもばれないかな…」 ペンを手にとった瞬間後ろに気配を感じて振り返れば、あたしの頭にチョップする寸前の班長がいた。 「…なにしてんですか班長」 「いやそりゃこっちが聞きてえよ」 「あたしは今からタップの顔にアートを」 「アートしてる暇があったら手ぇ動かせよ!つーかそれ油性だろ…容赦ないな!」 「ぶ…っ、はんちょっ、チョップ痛い…!ってわかりましたって!なんでまた手ぇ振りかざしてんですか!」 頭を押さえて言えば笑いながら頭をぽんぽんされた。 …本当この人ずるいと思う。 「実紅、」 「?なんですか」 「今、眠いか?」 「そりゃあ…、あーでも今はそこまで…」 「なら…まぁ、よかった」 「……もしかして、あたしの気分転換しにきてくれたんですか?」 「………タップの危機を救いにきたんだよ」 「ぷっ、素直じゃない…!」 「う、うるっさいぞ!」 「ぷっ…はははッ」 「そ、そんな笑うなよ!」 「班長ーありがとうございました」 「…お、う。じゃ、仕事頑張れよ!」 深夜3時の気分転換 |